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フィリピン留学中に使えるSIMカード完全ガイド!おすすめと注意点
2025.07.24記事

フィリピン留学中はインターネットや通話が欠かせませんが、現地で快適にスマホを使うためには、利用目的に合ったSIMカード選びが大切です。
本記事では、フィリピンの最新SIMカード事情と選び方、賢い使い方を徹底解説します。主要キャリアごとの特徴や通信エリア、おすすめプラン、購入時の注意点をしっかり押さえておくことで、トラブルなく快適な留学生活を送ることができます。
フィリピン留学中におすすめのSIMカード
フィリピン現地で安定した通信環境を確保するには、自分の滞在先・用途・予算にあったSIMカード選びが重要です。ここでは、代表的な通信キャリアの特徴、プリペイドSIMのメリット、そしておすすめプランを紹介します。
フィリピンで使える主要なSIMカードの種類
フィリピンの主要SIMカードは「Smart」「Globe」「Sun」の3社がシェアを持っています。SmartとGlobeが2強で、Sunはコスト重視派に人気が根強いです。それぞれのカバレッジエリア(電波の範囲)と通信速度の違いを表とともに比較します。
キャリア名 | カバレッジエリア | 主な特徴 |
Smart | 都市部から地方まで広範囲 | シェアNo.1、都市も地方も安定(LTE/5G)、短期プラン充実 |
Globe | 都市部から地方まで広範囲 | 通信が安定、高速通信・Wi-Fiスポットが多い |
Sun | マニラ・セブなど都市中心 | 料金が安い、都市利用向き |
SmartとGlobeは都市も地方もカバーしているので、短期留学や地方に滞在する人におすすめ。SNSや動画中心の利用者にはGlobeが人気なようです。Sunはリーズナブルな料金プランでコスパ重視の人から支持されています。
SIMカード選びのポイント
フィリピンで主流なのはプリペイド式SIMカードです。現地で気軽に購入でき、使った分だけチャージする仕組みなので、不用意な高額請求を避けられます。
短期~中期の留学生や観光客はプリペイドが最適。プランはデータ容量や有効期間・通話やSMSの有無などで細かく選ぶことができ、一部eSIMにも対応しています。チャージはコンビニやオンラインでもかんたんに行えるため、気軽に使える点もメリットです。
ただし、SIMを利用するには端末のSIMロック解除や、本人確認(登録)が必要なので、出発前の準備も忘れずに行いましょう。
フィリピン留学でおすすめのSIMカード
留学生に特に人気なのがSmartとGlobeの2社です。
どちらも全国カバー力が高く、都市部だけでなく地方都市や離島でも比較的快適な通信ができます。多彩なプリペイドプランがあり、7日・15日・30日といった期間別プランや、データ重視・通信バランス型などニーズごとに選べます。短期ならSmartの「GigaSurf 99」(1.5GB + 300MB SNS)やGlobeの「GoSURF50」(1GB・3日間)などがおすすめ。長期・大容量ならSmartの「Giga Surf299」(2GB +1.1GB SNS)、Globeの「GoSURF 599」(4GB・30日間)などが人気です。
自身の利用スタイルや滞在先のエリアに応じて、キャリアやプランを選ぶと賢く節約できます。
フィリピン留学中のSIMカード購入方法
渡航後すぐにネットやスマホを利用するためには、スマホSIMカードの購入方法や手続き、必要書類、費用感を事前に把握しておくことが大切です。空港やモール、コンビニ、語学学校内など購入場所ごとにメリット・デメリットがあり、自分に合った方法を選ぶことでスムーズにネット環境を確保できます。
フィリピンでSIMカードを購入する場所
フィリピンのSIMカードは、以下のさまざまな場所で購入できます。
購入場所 | メリット | デメリット |
空港カウンター | 到着してすぐネットが使える スタッフが設定を手伝ってくれる | 市中店より割高な場合あり 混雑時は待ち時間が長いことも |
ショッピングモール | 複数キャリアから選べ、プロモーションの比較検討ができる | 手続きに時間がかかる場合あり 休日は混雑しやすい。 |
携帯ショップ | スタッフが設定まで丁寧にサポートしてくれる | 店舗まで足を運ぶ必要あり 場所によっては英語が必要 |
コンビニ | 24時間営業が多く、手軽に購入できる | プランや在庫が限られる チャージや設定は自己対応 |
語学学校内 | スタッフサポートあり、到着初日にオリエンテーションで購入可 | 一部学校に限られる プランや在庫は限定的 |
初めての方や、すぐにインターネットを使いたい場合は空港カウンターの利用が便利です。その他、滞在先や予算を考慮し、複数ショップで条件や価格を比較できるモールや携帯ショップもおすすめです。
SIMカード購入時の必要書類と手続き
SIMカードを購入する際は、以下の書類や手続きが必要です。
パスポート | 多くの販売店(特に空港・ショップ)でパスポート提示が義務付けられている |
本人登録 | 規制により、SIMカード購入後にSMSや専用サイト、店舗で利用者情報(氏名・パスポート番号・現地滞在先など)を登録する必要あり |
端末設定・APN設定 | 一部SIMではスマホで通信会社のAPN設定が必要 |
開通手続き | プリペイドSIMは、パッケージ記載の指示に従い、SMS送信やダイヤル発信、eSIMならQRコードスキャンなどで開通可能 |
機種がSIMロックフリーであることも必須なので、日本出発前に事前確認しましょう。現地のセキュリティ対策や法改正によって、登録方法や本人確認の厳格化が進んでいるため、初回購入時や再発行時には必ず最新の案内を確認してください。
購入後も、APN設定やSIMトラブル発生時にはキャリア公式窓口やSIM購入店へ相談できることも多いです。困ったときのため現地サポート連絡先・パッケージ記載情報も保管しておくと安心でしょう。
おすすめ2社の費用比較
フィリピンで人気の2大キャリア「Globe」と「Smart」について、代表的なプリペイドSIMの費用と特徴を比較します。
キャリア | プラン名 | 有効期間 | 料金 | |
Smart | Giga Surf50 | 1GB + 300MB SNS | 3日 | 50ペソ |
Giga Surf99 | 1.5GB + 300MB SNS | 7日 | 99ペソ | |
Giga Surf299 | 2GB +1.1GB SNS | 30日 | 299ペソ | |
Globe | GoSURF50 | 1GB | 3日 | 50ペソ |
GoSURF 299 | 1.5GB | 30日 | 299ペソ | |
GoSURF 599 | 4GB | 30日 | 599ペソ |
※2025年7月現在のプラント価格です
SmartとGlobeは、どちらも金額自体に差はないですが、容量重視ならSmart、SNS利用が中心ならGlobeがおすすめです。
いずれもコンビニやショッピングモール、空港カウンターで気軽に購入できるので、必要なデータ容量・滞在期間・利用スタイルにあわせて選ぶとよいでしょう。現地プロモーションや学校独自の取り扱いもあるため、最新のプラン内容は公式や現地ショップで確認してください。
フィリピン留学中のSIMカード使用時の注意点
フィリピンでSIMカードを利用する際は、現地ならではの通信事情や料金体系をしっかり理解しておくことが大切。安易に利用すると通信トラブルや思わぬ高額請求に繋がる可能性もあるため、注意点を事前に把握して安全・快適なスマホ環境を整えましょう。
通信速度や安定性の問題
フィリピンのスマホ通信は、エリアや施設によって速度や安定性が大きく変わります。大都市やショッピングモール、大学キャンパス内などでは比較的安定かつ高速な4G/5G通信が利用できますが、語学学校内や寮、特に地方都市・山間部・離島では電波が弱かったり、速度が大きく低下することも少なくありません。
また、留学生や利用者が集中する昼や夜の時間帯は回線が混雑しやすく、動画視聴やビデオ通話が途切れることもあります。現地のWi-Fiスポットも便利ですが、セキュリティや混雑による速度低下には注意が必要です。通信状況はキャリアやプランの選び方でも違いが出るので、自分の滞在エリアと利用スタイルに合った選択・使い方が重要です。
国際ローミングと追加料金の注意
現地SIMを使わずに日本の携帯キャリアのままフィリピンでスマホを使うと、「国際ローミング」扱いとなり、非常に高額な追加料金が発生することがあります。着信やSMSの受信、短時間のデータ通信であっても、日本にいる時と比べて数倍〜数十倍の請求となるケースも珍しくありません。
意図せず端末が自動で現地ネットワークに繋がり、データ通信が発生してしまうリスクもあるので、出国前に国際ローミング設定をオフにしておく、また現地SIMを挿した後も不要なローミングが発生しないよう設定を見直すことが必須です。
現地SIM・eSIM利用なら料金はプリペイドで明確かつリーズナブルに使えるため、不意の高額請求を防げます。
現地で実際に使うまでの手順
フィリピン留学中に現地SIMカードをスムーズに使いこなすには、各ステップでの細かなポイントや注意事項も押さえておくと安心です。以下の流れに従うことで、トラブルなく快適な通信環境を整えることができます。
SIMフリーの端末を用意する
SIMフリー端末でなければ現地SIMが使えません。日本で契約したスマホは、必ず出発前にキャリア各社でSIMロック解除の手続きを済ませましょう。不明点があれば購入した店舗やキャリアのサポート窓口で確認できます。また、Android・iPhoneともにSIMフリーかどうかの判別方法を事前に調べておくと、現地で困るリスクを低減できます。
SIMカードを購入する
空港やショッピングモール、語学学校窓口などで現地SIMカードを購入できます。利用に必要なパスポートや本人確認情報は必ず持参しておきましょう。また、店頭スタッフが初期設定やAPN設定をサポートしてくれる場合が多いですが、ご自身で設定できるよう説明書やAPN情報を写真に残しておくのもおすすめです。購入時に残高や開通状態をその場で必ず確認しましょう。
プリペイドカードを購入する
街中のコンビニやスーパー、ロードショップなどで各キャリアのプリペイドカード(ロードカード)が手軽に手に入ります。カード裏面のPINコードは削らずに大切に保管し、規定の番号宛にSMSなどで送ることでチャージが可能です。さらに、近年は公式アプリやオンラインバンキング等でもチャージできるため、状況に応じて使い分けると便利。万が一に備え、複数枚まとめて購入しておくことをおすすめします。
プリペイドカードをチャージする
実際のチャージ手続きは、購入したカード記載の手順に従います。
通常はコード入力やSMS送信、アプリ操作などで残高反映が即時に行われます。チャージ後は、有効期限や残高、利用方法も必ず再確認しましょう。チャージに失敗した際は、レシートやカードを保管のうえ購入店へ問い合わせると迅速に対応してもらえます。定額チャージを習慣化すると予算管理に便利です。
料金プランを設定する
プリペイド残高を使って、必要な通話・データ・SNSプランを自分で選びます。申込はUSSDコードやキャリア公式アプリからかんたんに手続きでき、数日・1週間・月単位など幅広い有効期間の中から選択可能です。
料金プランはしっかり内容や条件を確認したうえで申し込みましょう。利用頻度や通信量に応じてこまめにプラン変更すれば、データ容量を無駄なく活用できます。残高や利用状況はアプリやSMSで随時チェックするのがおすすめです。
まとめ:フィリピン留学を快適に過ごすためのSIMカード活用法
SIMカードによる現地通信インフラの活用は、留学生活をストレスなく快適に過ごすための大きな武器となります。各ポイントをしっかり準備・活用し、賢く安心なスマホ環境を整えましょう。
自分のニーズに合ったSIMカードを選ぶ
渡航先の都市・郊外・田舎などロケーションや、普段の利用スタイル(SNS重視・通話重視・大容量通信など)、留学期間、端末の対応状況をふまえて、適切なキャリア・プラン・SIMタイプ(実カード型or eSIM)を選択しましょう。複数のプロモーションや、eSIMの事前導入も選択肢に加えるとさらに便利です。
留学中の通信手段をしっかり準備して、安心した留学生活を送る
SIMフリー端末の用意や、必要アプリのインストールなど、しっかり事前準備をしましょう。
到着後は空港や学校でSIMをすぐに手配できるようにしておくことで、現地生活での情報収集や友人・語学学校との連絡もスムーズになります。余裕を持った通信準備で、充実した留学生活をスタートできるようにしましょう。