フィリピン留学・移住前に知るべき家賃事情|シェアハウスから高級コンドまで

2025.09.29記事

マニラ旧市街にある「イントラムロス」は、フィリピンを代表する歴史的な城郭都市です。

スペイン統治時代に築かれた分厚い石造りの城壁に囲まれ、街歩きや写真撮影が楽しい観光地として人気があります。

サンチャゴ要塞をはじめ、美しい教会や広場など見どころがたくさんありますよ。

この記事では、イントラムロスの魅力や巡り方、さらにフィリピン各地に残る代表的な城跡をご紹介します。

フィリピン・イントラムロスとは

イントラムロスは、マニラ市内にあるフィリピンを代表する観光スポットです。初めてマニラを訪れる方にもおすすめしたいスポットです。

マニラの歴史を象徴する「城郭都市」

イントラムロスという名前は、スペイン語で「壁の中」という意味があります。その名の通り、街全体が高さ6メートル前後の分厚い城壁で囲まれており、外敵からマニラを守るための要塞都市として誕生。スペイン統治下では、政府庁舎や教会、貿易の拠点が集中し、フィリピンの中心地として発展しました。

 

現在は観光客向けに城壁や建物が修復され、歴史を肌で感じられる場所として人気を集めています。ゆっくり歩きながら、美しい景観とともにフィリピンの歴史を楽しみましょう。

イントラムロスの成り立ちと役割

イントラムロスは1571年、スペイン人のミゲル・ロペス・デ・レガスピによって建設が始まりました。

当時、フィリピンはアジア貿易の重要な拠点であったため、防衛と統治を目的に城郭都市が計画されたのです。城壁は石灰岩や貝殻から取った石灰を使い、外敵からの侵入を防ぐために分厚く頑丈に作られました。

城内にはスペイン総督府、カトリック教会、大聖堂、大学などが建ち並び、フィリピン統治の中心地でした。

サンチャゴ要塞(Fort Santiago)の見どころ

イントラムロスを訪れるなら、まず外せないのがサンチャゴ要塞です。広い敷地内には石造りの城壁や大砲が残され、当時の雰囲気をそのまま感じられます。

フィリピン独立の英雄ホセ・リサールゆかりの地

ホセ・リサールは、19世紀に活躍したフィリピンの民族運動家であり、作家でもありました。彼はスペインの植民地支配からの独立を目指し、平和的な改革を訴え続けましたが、当時の政府から脅威とされ、逮捕されてしまいます。

その後、処刑される前に収監されていた場所がサンチャゴ要塞です。

 

博物館ではリサールの生涯や独立運動に関する資料が展示されており、歴史を深く学べる貴重な場所です。

美しい石造りの城壁と観光スポット

要塞内は緑豊かで、美しい石造りの城壁と自然が調和した癒しの空間になっています。歴史的な大砲や門はそのまま保存されており、記念撮影にもぴったりです。

城内には世界遺産に登録されている「サン・アグスティン教会」や、荘厳な「マニラ大聖堂」など、見応えのある建築物が点在しています。

初めて訪れる方でも、地図や案内板が整備されているので安心して観光できますよ。

イントラムロス観光の楽しみ方

イントラムロスは、歴史を感じながらゆっくり散策できる観光スポットです。ここでは、イントラムロスを満喫するためのおすすめの過ごし方をご紹介します。

城壁内の散策と写真映えスポット

イントラムロスは城壁に囲まれたエリアなので、徒歩でゆっくり回るのがおすすめです。

石畳の小道を歩いていると、まるでスペイン統治時代にタイムスリップしたような気分になれます。

 

先述したサン・アグスティン教会やマニラ大聖堂は、ぜひ立ち寄りたいスポットです。また、城壁の上に登れる場所もあり、マニラ市街やパシッグ川を一望できます。夕暮れ時は特に写真映えするので、記念撮影をしたい方はぜひ足を運んでみてください。

馬車(カレッサ)やペディキャブで巡る方法

イントラムロスの観光では、馬車「カレッサ」や自転車タクシー「ペディキャブ」を利用するのもおすすめです。

カレッサはスペイン統治時代から続く伝統的な乗り物で、石畳の上をパカパカと進み、観光気分をぐっと盛り上げてくれます。

 

一方のペディキャブは、自転車を改造した三輪タクシーで、狭い路地や主要観光地を手軽に回ることができます。運転手の多くはガイド役を兼ねており、歴史やスポットのエピソードを紹介してくれることもあります。

料金は交渉制のことが多いので、事前に目安を確認しておくとよいでしょう。

周辺のカフェ・レストランで休憩

イントラムロスの城壁内や周辺には、おしゃれなカフェや雰囲気のあるレストランが点在しています。

石造りの建物をリノベーションしたお店が多く、歴史的な街並みを眺めながら食事やティータイムを楽しめるのが魅力です。散策で歩き疲れたときの休憩スポットとしてもぴったりです。

 

観光客に人気なのは、フィリピン料理が味わえるレストランです。アドボやシニガンなど、地元ならではのメニューを堪能するのもよいでしょう。また、カフェではフルーツジュースやスムージーなど南国らしいスイーツが楽しめます。

イントラムロス以外の代表的な要塞

ここでは、フィリピン各地に残る代表的な要塞をご紹介します。

フィリピンにはイントラムロス以外にも、歴史を感じられる要塞がいくつかあります。それぞれに独自の背景があり、訪れることでこの国の歴史をより深く理解できます。

セブのサンペドロ要塞

セブ島にある「サンペドロ要塞」は、フィリピン国内で最も古い要塞のひとつです。

スペイン統治時代に建てられ、当時は海賊から街を守るための防衛拠点として使われていました。

現在は観光地として整備されており、小さな博物館では当時の武器や資料を見ることができます。

セブ中心部からアクセスが良く、観光の合間に気軽に立ち寄れるスポットです。セブの街並みを一望できる景色も見どころですよ。

コレヒドール島の要塞跡

マニラ湾沖に浮かぶコレヒドール島は、第二次世界大戦の激戦地として知られています。

当時の要塞跡がそのまま残されており、大砲やトンネルなどを見学することができます。

現在は戦跡公園として整備され、ツアーガイドと一緒に歴史を学びながら島を巡ることが可能です。

マニラから日帰りツアーもあるので、時間があればぜひ訪れてみてください。

訪問時の実用情報

ここでは、イントラムロスを訪れる際に知っておきたい実用情報をご紹介します。

観光のベストシーズン

フィリピンは一年を通して温暖な気候ですが、6月から10月は雨季でスコールが多くなります。

観光に適しているのは、乾季にあたる11月から5月頃です。特に12月から2月は比較的涼しく、散策もしやすい季節です。天気が安定しているので、写真撮影にもぴったりですよ。

ただし、観光客が増える時期でもあるため、ホテルやツアーは早めに予約しておきましょう。

治安や観光マナーの注意点

イントラムロス周辺は観光客が多く、比較的安全といわれていますが、スリやひったくりには注意が必要です。スマートフォンや財布は目立たないように持ち、夜間の一人歩きは避けましょう。また、観光地で写真を撮る際は、宗教施設や現地の方の生活空間を尊重することが大切です。

教会に入る際は露出を控えた服装を心がけると安心ですよね。

 

日差しが強いので帽子や日焼け止め、水分補給も忘れずに準備しておきましょう。

まとめ

イントラムロスは、マニラの歴史を感じられる貴重な城郭都市であり、フィリピンを代表する観光スポットです。分厚い石造りの城壁やサンチャゴ要塞、世界遺産の教会など、見どころがたくさんあります。

 

また、セブ島のサンペドロ要塞やコレヒドール島の要塞跡など、フィリピンにはイントラムロス以外にも訪れる価値のある場所があります。

美しい街並みと歴史を感じられるイントラムロスの街並みは、きっと忘れられない思い出になるでしょう。

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