フィリピン留学にシャンプーは持っていく?現地調達の可否をチェック

2025.10.29記事

フィリピン留学を控えている人のなかには、「シャンプーは日本から持って行ったほうがいいの?」と迷う人も多いでしょう。実は、フィリピンの気候や水質は日本と大きく異なり、髪質に影響を与えることがあります。

この記事では、現地の環境が髪に与える影響や、日本製シャンプーとの相性、現地調達の可否まで詳しく解説。快適な留学生活のために、準備前にぜひチェックしておきましょう。

フィリピン留学で髪がパサつきやすい理由


フィリピンに到着してしばらくすると、「髪がゴワつく」「まとまりにくくなった」と感じる人は少なくありません。その原因は、気候や水質といった現地特有の環境にあります。

ここでは、髪がダメージを受けやすい理由を2つの観点から見ていきましょう。

フィリピンの気候

フィリピンは年間を通して高温多湿の熱帯気候に属しており、平均気温は30度前後。強い紫外線と湿度の高さが髪の乾燥や広がりの原因となります。

外出時に汗をかきやすく、皮脂やほこりが頭皮に溜まりやすいことも特徴です。さらに、エアコンによる冷風で室内は乾燥し、屋外と屋内の温度差が大きいことで髪のキューティクルが乱れやすくなります。こうした環境が続くことで、潤いを保つのが難しくなり、パサつきやすい状態に。

紫外線対策として帽子をかぶるほか、保湿成分入りのヘアケア用品を選ぶことが大切です。

フィリピンの水質

日本の水道水が「軟水」であるのに対し、フィリピンの多くの地域では「硬水」が使用されています。硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれており、これが髪のキシみやパサつきの原因に。特にシャンプーの泡立ちが悪くなり、すすいだあとも髪に成分が残りやすい点が問題です。

また、硬水は頭皮の乾燥を引き起こし、フケやかゆみの原因となることもあるでしょう。慣れるまでは日本で使い慣れたシャンプーでも違和感を覚える可能性があります。こうした環境に合わせたヘアケア製品の選び方が、留学生活を快適にするうえで重要です。

日本のシャンプーを持っていくのが良い?


日本のシャンプーをそのまま持って行く人も多いですが、実際のところ現地の水質や気候には必ずしも合わないケースがあります。持参と現地調達、どちらが良いのかは目的や滞在期間によっても異なります。

ここでは、日本製シャンプーの相性と、現地で購入できるおすすめタイプについて見ていきましょう。

日本のシャンプーは合わない可能性が高い

日本のシャンプーは軟水向けに作られているため、硬水環境では泡立ちが悪く、髪がゴワつくことがあります。また、洗浄成分が強すぎると硬水のミネラルと反応し、頭皮の乾燥やベタつきが起こることも。敏感肌の人はかゆみやフケに悩まされるケースもあります。

日本のシャンプーを使う場合は、アミノ酸系や保湿重視のタイプを選びましょう。さらに、最初の1〜2週間は日本製を使用し、そのあとに現地の水質に合う製品へ切り替えるのもひとつの方法です。髪質の変化を感じたら、無理に使い続けず調整しましょう。

フィリピンの水に合ったシャンプーを買うのがおすすめ

フィリピンのスーパーやドラッグストアでは、現地の水質に合わせたシャンプーが豊富に販売されています。代表的なのはSunsilk(サンシルク)やPalmolive(パルモリーブ)などのブランドで、保湿力が高く、硬水でも泡立ちやすいことが特徴です。価格も手頃で、1本100〜200ペソ(約250〜500円)程度から購入できます。

現地で簡単に手に入るため、長期滞在者には現地製品への切り替えがおすすめです。フィリピンのシャンプーは、香りが強めな商品もあります。最初は少量サイズで試してから、気に入ったものを購入しましょう。

フィリピンでのヘアケア方法

笑顔のナース

フィリピンでは、現地の硬水や強い紫外線の影響で髪が乾燥しやすくなります。そのため、日常的なケアが非常に重要です。

まずは、現地で販売されているシャンプーを使用することがポイント。現地製品は硬水対応で、泡立ちやすく洗浄力も穏やかです。シャンプー後は必ずコンディショナーやヘアマスクで保湿を行いましょう。特に髪がパサつきやすい人は、週に1〜2回の集中トリートメントがおすすめです。

洗髪後はドライヤーの熱を避け、自然乾燥または冷風で仕上げるとダメージを軽減できます。髪の状態に合わせて軽いオイルを使うと、まとまりやツヤもアップするでしょう。気候に合わせたケアを取り入れることで、健康的な髪を維持できます。

フィリピンのおすすめシャンプー

フィリピンでは、日本でも見かける有名ブランドから現地オリジナル製品まで、幅広い種類のシャンプーが販売されています。どれも高温多湿・硬水というフィリピン特有の環境に合わせて作られており、手頃な価格で入手可能です。

ここでは、特に人気の高い4つのブランドを紹介します。

Sunsilk(サンシルク)

Sunsilk(サンシルク)は、フィリピン国内で圧倒的な人気を誇るブランド。種類が豊富で、ダメージケア・ボリュームアップ・カラーケアなど目的に合わせて選べます。特に「Smooth&Manageable」シリーズは、湿気によるうねりを抑える効果があり、まとまりのある仕上がりに。

価格は1本120ペソ前後(約300円)とリーズナブルで、スーパーやコンビニでも簡単に手に入ります。香りが強めのものが多いため、香水代わりに使う人もいるでしょう。日常使いにぴったりの、バランスの取れた製品です。

Hairfix(ヘアフィックス)

Hairfix(ヘアフィックス)は、フィリピンのドラッグストア「Watsons」などで手軽に購入できる人気のローカルヘアケアブランドです。特に「Keratin Protein Treatment(50ml)」は代表的な商品で、大豆プロテイン成分が髪の乾燥を防ぎ、ダメージを補修します。洗髪後に使用することで、指通りがなめらかになり、しっとりまとまりのある仕上がりに。

お試しサイズは約90ペソ(230円程度)、通常サイズは約290ペソ(約750円)と手頃で、現地の女性たちにも広く支持されています。紫外線や硬水で傷みやすい髪にツヤを与える効果があり、留学中の集中ケアにも最適。パウチタイプのためかさばらず、旅行者や短期滞在者にも使いやすい点が魅力です。

Palmolive(パルモリーブ)

Palmolive(パルモリーブ)は、保湿成分を豊富に含むシャンプーとして人気です。特に「Aloe Vera」や「Coconut Cream」などの天然由来シリーズは、乾燥しやすい髪に潤いを与え、柔らかく仕上がります。泡立ちがよく、硬水でもしっかり洗浄できることが特徴。

1本あたりの価格は100〜150ペソ前後で、香りがやさしく、男女問わず使いやすい製品です。ヘアマスクも同シリーズで展開されており、ライン使いすることでより高い保湿効果が期待できるでしょう。日本人にも使いやすい仕上がりです。

Rejoice(リジョイス)

Rejoice(リジョイス)は、P&Gが展開する人気ブランドで、しっとりタイプからボリュームケアまで幅広いラインが揃います。特に「Rich Soft Smooth」シリーズは、湿気の多いフィリピンでも髪の広がりを抑え、なめらかに整える効果があります。

価格は100ペソ前後(約300円)と手頃で、香りが長時間続く点も特徴。ドラッグストアやショッピングモールで簡単に購入できるため、現地生活にすぐ馴染むアイテムです。髪のまとまりを重視したい人におすすめのブランドですよ。

フィリピンのおすすめヘアケア用品


フィリピンでは、強い紫外線や硬水によるダメージを補うためのヘアケア用品が充実しています。なかでも、現地の女性に愛用されているトリートメントやオイルは、手頃な価格で高い効果が得られる点が魅力です。

ここでは、ドラッグストアやスーパーで簡単に購入できる人気アイテムを紹介します。

CREAM SILK(クリームシルク)

CREAM SILK(クリームシルク)は、フィリピンでもっとも有名なトリートメントブランドのひとつ。乾燥や枝毛、広がりなど、悩み別に豊富な種類が展開されています。特に「Pink(Standout Straight)」と「Green(Hair Fall Defense)」は人気が高く、使うたびに髪がしっとりまとまるでしょう。洗髪後に塗布して数分置くだけで、サロン帰りのような仕上がりに。

価格は1本300ペソ(約800円)ほどと手頃で、どのスーパーでも簡単に手に入ります。現地では毎日のコンディショナー代わりに使う人も多く、硬水によるパサつきを防ぐ定番アイテムです。

elips(エリプス)

elips(エリプス)は、カプセル型のヘアオイルとしてアジア全域で人気のブランド。1回分ずつ個包装されており、旅行や短期滞在にも最適です。ビタミンEやホホバオイルなどの保湿成分が豊富に含まれており、ドライヤー前に使用することで髪の熱ダメージを防ぎます。

ベタつかず軽い仕上がりで、髪がまとまりやすくなる点が特徴です。香りの種類も豊富で、好みに合わせて選べます。

価格は6個入りで50〜80ペソ(約150〜250円)ほどとリーズナブル。現地のWatsons(ワトソンズ)やSMモールなど、どこでも簡単に購入できる人気商品です。

まとめ

フィリピンでは気候や水質の影響で髪が乾燥しやすいため、現地に合ったシャンプーやトリートメントを使うことが大切です。サンシルクやパルモリーブなどの現地製品は、手頃な価格で使いやすく、硬水対応の設計がされています。また、クリームシルクやエリプスなどのトリートメント製品を併用すれば、ダメージを防ぎながらツヤのある髪をキープできるでしょう。

日本から持参する場合は、アミノ酸系のシャンプーやトラベルサイズのトリートメントを選ぶと安心です。現地の環境に合わせたヘアケアで、快適な留学生活を送りましょう。

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