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フィリピン留学の滞在費はいくら?期間別費用を徹底解説
2025.07.01記事

フィリピン留学は、欧米諸国への留学と比べると費用を抑えやすいです。しかし、「なぜ費用が安くなるのか」「具体的にどのくらいかかるのか」など、疑問に思うことも多々あるでしょう。そこで今回は、フィリピン留学の滞在費について解説…
フィリピン留学は、欧米諸国への留学と比べると費用を抑えやすいです。しかし、「なぜ費用が安くなるのか」「具体的にどのくらいかかるのか」など、疑問に思うことも多々あるでしょう。そこで今回は、フィリピン留学の滞在費について解説します。費用の目安も紹介するので、留学を検討中の方はぜひ参考にしてください。
1 フィリピン留学の滞在費の相場はどれくらい?
フィリピンは、英語留学をしたい方にとてもおすすめの国です。他の国と比べてマンツーマンレッスンが多く、英語を話す機会が多いためスキルアップにつながります。また、日本から近く時差はたった1時間です。そのため、日本にいる家族や友人と連絡を取ったり、何かあった時にエージェントに連絡したりしても、すぐにコミュニケーションが取れます。
また、フィリピンはリゾート地としても有名で、英語を学びながらビーチや緑豊かな環境を楽しめる点も大きなメリットでしょう。そして何より、留学費を安く抑えやすいです。アメリカやカナダ、オーストラリアなどと比べると、授業費や滞在費を1/3程度に抑えられます。ここからは、なぜ安くできるのかなどについて解説します。
1.1 滞在費は期間と留学スタイルで変わる
フィリピン留学の費用は、留学期間が長ければ長いほど合計額が高くなります。留学期間が長いと受講する授業の数が増え、授業料がかさむためです。また、フィリピンにいる期間が長いほど滞在費も高くなります。ただし、1コマ当たりの授業料は留学期間が長いほど安くなる傾向で、長期間の方がコストパフォーマンスは高くなるでしょう。
フィリピン留学では、学費の中に滞在費が含まれているケースが多いです。学校の中や近隣に寮やシェアハウスがあり、学生が利用できます。その他、コースにもよりますが自分でホテルを取ることも可能です。ただし、その場合は宿泊費が別途かかるため留学費用は高額になります。
1.2 フィリピン留学は他国より安い理由
英語留学の行き先といえば、フィリピンのほかに、カナダやオーストラリアなどがメジャーです。これらの国は先進国で、物価や人件費は日本よりも高くなっています。
しかし、フィリピンの経済水準は日本よりも低く、他の先進国と比べても差は大きいです。そのため、授業料や滞在費などにかかるコストが抑えやすく、欧米諸国に留学した場合の1/3程度で済みます。
2 滞在費に含まれる主な費用項目
フィリピン留学では、以下のような費用が発生します。なお、金額はあくまで目安であり、滞在期間や学校選び、生活スタイルなどによって変動します。
2.1 学費(授業料・教材費)
学費は、通う学校や留学期間によって異なります。また、寮での食事が何回分ついているか、部屋の清掃サービスなどがあるかなどによっても変動するでしょう。学校によって日本円で算出されていることもあれば米ドルで算出されていることもありますが、米ドルの場合はその日のレートによって金額が大きく変わることもあるため、レートチェックが重要です。
スタンダードなプランの場合、1週間で6万円、4週間で16万円が目安となります。専門性の高いクラスがあったり、外部のコンドミニアム寮やホテル寮を利用する場合、4週間で25万程度になることが多いです。
教材費は、コピーテキストを使っていることから非常に安いです。正規のテキストを使う場合、1冊2,000円以上かかることもあります。
2.2 滞在費(寮費・光熱費)
寮費は、基本的に学費に含まれます。最も安いのが複数人で部屋をシェアするタイプの寮で、プライベートな空間はありませんがコストを抑えられます。フィリピンはリゾート地としても有名なため、ビーチ沿いのきれいなホテルに滞在するコースもあります。この場合、寮費が一気に上がるため注意しましょう。
光熱費は、週ごとに固定で払うか、使用した分だけ請求されるケースが多いです。水を出しっぱなしにしたりクーラーをつけっぱなしにしたりすると、思わぬ金額になることもあります。
2.3 食費とお小遣いの目安
寮に滞在する場合、基本的に食事が提供されます。3食ついているところもあれば2食だけのところもあるので、事前にチェックしましょう。外食する場合、ローカルな屋台であれば数百円で満足に食べられます。レストランの相場はレベルによって異なり、観光客向けの高級レストランなどでは非常に高額な価格が設定されています。
ショッピングやマッサージなどにかかるお金は日本より安いため、お小遣いとして使うお金は日本にいる時より留学中の方が抑えやすいでしょう。
2.4 航空券やビザなどの渡航費用
日本からフィリピンには毎日多くの便が飛んでおり、様々な選択肢があります。LCCを早めに予約すれば、6万円程度に抑えられるでしょう。ただし、年末年始や夏休みのシーズンは割高になり、閑散期の2倍以上になることもあります。
3 フィリピン留学の生活費の目安
フィリピン留学ではどのくらいの生活費がかかるのか、目安を解説します。
3.1 1ヶ月の生活費の詳細
フィリピンでの1か月の生活費は、どのような暮らしをするかによって大きく変わります。食事は寮で済ませてショッピングやアクティビティをほとんどしなければ、月に2万円程度の支出で済むでしょう。しかし、たまにはおいしいレストランに行ったり、カフェで勉強をしたり、マリンアクティビティなどを体験したりすると、3万円、5万円とかさんでいきます。
3.1.1 食事代の相場
フィリピンのローカル向けの食堂は非常に安く、200円~500円で満腹もまるまで食べられます。ローカル食堂では日本食などはなく、現地の味付けの料理がメインです。ショッピングモールやカジュアルレストランであれば、500円~2,000円程度かかります。
3.1.2 交通費や交際費の相場
マニラやセブなどの大都市では、タクシーが主な移動手段です。初乗りは150円~200円と日本より安く、距離に応じた値段も安めの傾向です。配車アプリはGrabが普及しており、乗る前から価格がわかります。
空港タクシーは町中のタクシーより高額で、2000円ほど見積もっておくと安心です。
3.2 生活費を節約する方法
生活費を節約するには、レストラン選びが重要です。観光客ばかりのエリアでは高額になりやすく、ローカルな食堂と同じような味・値段でも1.5倍以上取られることがあります。また、フィリピンには日本のチェーン店もありますが、これらは日本の価格とほぼ同じくらいです。
移動の際は、相乗りをすると交通費が節約できます。タクシーは日本よりも安いのでつい気軽に乗ってしまいますが、乗車回数が増えると合計金額がかさむものです。街に出て買い物をする時などは、クラスメイトと相乗りするなど工夫をしましょう。
フィリピンの語学学校は、アクティビティやツアーを開催しているところもあります。離島に行くなど気軽に小旅行ができますが、2万円弱ほどかかります。毎週参加するのではなく、予算と相談しながらどのアクティビティに参加するかを決めましょう。
3 滞在費を安く抑える5つのポイント
フィリピン留学で費用を抑えるためには、5つのポイントがあります。
3.1 大部屋の学生寮を選ぶ
寮費は、大部屋の方が安くなります。プライベートが確保しにくいですが、常に英語でコミュニケーションを取る環境になるため、英語力向上につながる点はメリットです。2人部屋よりも3人部屋、4人部屋の方が安くなるため、価格重視の方は大部屋を選びましょう。
3.2 留学エージェントを上手く活用する
留学エージェントには手数料を支払いますが、その価格はまちまちです。企業によっては、相場よりかなり高い金額を設定しています。もちろん、サポート力などは重要ですが、不当に高い金額を支払わないよう必ず複数のエージェントを比較検討してください。
フィリピン留学においては、紹介手数料が無料のエージェントも多いです。「どうしてもここに頼みたい」という希望があったり、価格に対して納得感があれば有料のところでもよいのですが、特にこだわりがない場合は無料のエージェントを選ぶことをおすすめします。
3.3 語学学校のキャンペーンを活用する
語学学校では、特定の期間にキャンペーンを実施していることがあります。授業料が安くなったり、寮費が一部無料になったりと、費用を抑えるチャンスです。閑散期がキャンペーン対象となることが多いですが、学校によって期間や条件が異なるためエージェントに相談してみましょう。
3.4 食事付きの学校を選ぶ
食事つきの寮を選ぶと、食費を浮かせられます。特に、授業のない土日も食事を提供してくれる場合、滞在中の食費をほぼ0にすることも可能でしょう。また、料理のクオリティやメニュー構成は学校によって異なります。日本人が多い学校であれば、日本食も用意されており無理なく毎日食べられます。
3.5 必要な日用品は現地で調達する
日用品は、無理して日本からすべて持っていく必要はありません。「シャンプーがないと思ったら、寮のシャワーについてた」「化粧水は日本よりフィリピンの方が安かった」といったこともあるため、必要最低限のものとこだわりたいものについては持参し、あとは現地で購入しましょう。
4 フィリピン留学でよくある費用に関する質問
フィリピン留学でよくある費用に関する質問に回答します。
4.1 現地でどれくらいお小遣いが必要?
現地での過ごし方によってまちまちですが、1か月あたり2~6万円ほどあれば、たまに外食をしたり、小旅行をしたりと無理なく過ごせるでしょう。普段の食費などで節約を心がければ、あまりたくさん持っていかなくても現地での生活を楽しめます。
4.2 現金とクレジットカード、どちらが便利?
現地で支払う分の学費は、現金払いのみのケースが多いです。また、ローカルなレストランやカフェなどでは現金しか対応していないこともあります。そのため、クレジットカードだけでなく必ず現金も持参しましょう。
マニラやセブのショッピングモールなどでは、クレジットカードが使えます。どちらかだけにするのではなく、現金とクレジットカードの併用がおすすめです。
今回は、フィリピン留学の滞在費について解説しました。他の欧米諸国に比べると安く抑えられ、資金面に不安がある方も無理なく留学できます。寮は大部屋を選んだり、日々の食事を学校の食堂で済ませたりと節約すれば、たまにレストランでおいしいものを食べたり、離島でアクティビティをしたりと無理なく現地生活を楽しむ事ができます。引き締めるところは引き締めて、コストを抑えて留学を成功させましょう。