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フィリピン留学の生活費はどれくらい?物価事情を徹底解説!
2025.07.01記事

フィリピン留学を検討する際、現地の物価や生活費がどれくらいかかるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。日本と比べて物価が安いと言われるフィリピンですが、都市部と地方では物価差が大きく、近年はインフレの影響で価格上昇…
フィリピン留学を検討する際、現地の物価や生活費がどれくらいかかるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。日本と比べて物価が安いと言われるフィリピンですが、都市部と地方では物価差が大きく、近年はインフレの影響で価格上昇も見られます。
本記事では、日本との物価比較や都市部・地方の違い、留学中の主な支出項目と費用目安、留学期間別の生活費シミュレーション、費用を抑えるコツまで、最新の情報を基に詳しく解説します。フィリピン留学の費用や現地の物価が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
1. フィリピンの物価概要
フィリピンは日本と比べて物価が安い国として知られていますが、近年はインフレの影響で都市部を中心に物価が上昇傾向にあります。一方、地方ではまだまだ安価な生活が可能です。ここでは、日本との物価比較や都市部と地方の違いについて、具体的な商品やサービスの価格を交えながら詳しく解説します。
1-1. 日本との物価比較
フィリピンと日本の物価を比較すると、特に食料品や交通費、住居費の差が大きいのが特徴です。
商品名 | 日本(円) | フィリピン(円換算) |
ビッグマック | 480円 | 約430円 |
ミネラルウォーター(500ml) | 100~150円 | 約40~50円 |
ローカル食堂の食事 | 500~1,000円 | 約200~500円 |
レストランの食事 | 1,000~3,000円 | 約500~1,500円 |
タクシー初乗り | 410~730円 | 約120~150円 |
公共バス(1回) | 220~310円 | 約20~40円 |
家賃(1ベッドルーム・市内) | 80,000~120,000円 | 約25,000~40,000円 |
ローカルな食堂や市場では、日本の半額以下で食事や日用品を購入でき、公共交通機関も非常に安価に利用できます。一方、輸入品や高級レストラン、観光地では日本と同等かそれ以上の価格になることが多いです。
たとえば、ビッグマックはフィリピンで約430円、日本で480円とほぼ同じですが、ローカル食堂の食事は日本で500〜1,000円するところをフィリピンでは200〜500円で済みます。家賃も1ベッドルームで日本が80,000〜120,000円なのに対し、フィリピンは25,000〜40,000円と大幅に安いです。
このように、フィリピンの物価は日本と比べて大幅に安いのが特徴ですが、輸入品や観光地利用時は注意が必要です。
1-2. 都市部と地方の物価差
フィリピンの物価は都市部と地方で大きな差があります。マニラやセブなどの大都市では、インフレや観光地の影響で物価がやや高い傾向に。一方、地方都市や田舎では、住居費や食費、交通費がさらに安く、ローカルな生活を楽しめます。
商品名 | 都市部(円換算) | 地方(円換算) |
ローカル食堂の食事 | 約300~600円 | 約150~300円 |
家賃(1ベッドルーム) | 約25,000~40,000円 | 約15,000~25,000円 |
タクシー初乗り | 約150~200円 | 約100~150円 |
バス(1回) | 約20~30円 | 約10~20円 |
たとえば、ローカル食堂の食事は都市部で300〜600円、地方では150〜300円程度と大きな差があります。家賃も都市部では25,000〜40,000円、地方では15,000〜25,000円と大きく違います。公共交通機関も地方ではさらに安く、ローカルバスやジプニーを利用すれば交通費を大幅に節約できます。都市部では観光客向けのレストランやショッピングモールが多く、価格が高くなりがちですが、地方ではローカル市場や食堂を活用することで、さらに生活費を抑えることができます。
2. 留学中の主な支出項目と費用目安
留学中にかかる主な支出は、食費・住居費・交通費・通信費・光熱費・生活必需品・娯楽費などです。それぞれの項目ごとに、現地での一般的な費用目安と内訳をまとめています。
事前におおよその費用を把握しておくことで、留学資金の計画や現地での節約対策がしやすいです。
2-1. 食費
食費は留学中の大きな支出項目の一つですが、フィリピンでは自炊やローカル食堂を利用すれば、かなりコストを抑えられます。
項目 | 費用の目安 |
自炊 | 約1~1.5万円/月 |
ローカル食堂 | 約200~500円/回 |
レストラン | 約500~1,500円/回 |
ローカル食堂では1食200〜500円程度で食事ができ、自炊ならさらに安く済みます。現地のコンビニやスーパーで食材を購入して自炊するのがおすすめです。
レストランや日本食チェーンは日本と同程度かやや安い価格ですが、頻繁に利用すると費用がかさむので注意。食費を抑えたい場合は、ローカル食堂や自炊を積極的に活用しましょう。
2-2. 住居費
住居費は留学先によって大きく異なります。学生寮やシェアハウスは比較的安価で、コンドミニアムやホテルは高くなります。
項目 | 費用の目安(授業料・食事込み) |
学生寮 | 10~20万円/月 |
シェアハウス | 2.5~4万円/月 |
外部寮(コンドミニアム) | 18~25万円/月 |
ホテル | 20~30万円/月 |
※シェアハウスの金額には、食費が含まれていません。
シェアハウス以外は費用の中に授業料と食費が含まれています。費用を抑えながら食事は外食や自炊をしたい方は、シェアハウスがおすすめです。
学生寮やシェアハウスはリーズナブルで、現地の学生や留学生との交流も深めやすい利点があります。コンドミニアムやホテルは快適さやプライバシーを重視する方に向いています。語学学校によって、家賃に光熱費やインターネット代が含まれている場合と別途請求される場合がありますので、追加料金が発生するのか事前に確認しましょう。
2-3. 交通費
フィリピンの交通費は日本と比べて非常に安いのが特徴です。
項目 | 費用の目安 |
公共バス・ジプニー | 約20~40円/回 |
タクシー | 約120~150円/回 |
公共バスやジプニー、タクシーなどが主な交通手段で、公共バスやジプニーは1回あたり20〜40円程度、タクシーは初乗りが約120〜150円とリーズナブルです。留学中は公共交通機関を積極的に利用することで、交通費を大きく節約できます。
また、都市部ではタクシーの利用も手頃な価格ですが、地方ではさらに安くなる場合も。移動が多い場合は、現地の交通カードや定期券を活用するのもおすすめです。
2-4. 通信費
通信費は現地のSIMカードを利用するのが一般的です。データ通信や通話がセットになったプランは1ヶ月あたり1,000〜2,000円程度で利用でき、データ容量も十分です。Wi-Fi環境が整っている寮やシェアハウスが多いため、通信費は大きな負担になりません。また、現地のショッピングモールやコンビニで簡単にSIMカードが購入できるため、留学初日からすぐに利用できます。インターネットの速度や安定性も年々向上しており、オンライン授業やビデオ通話も問題なく利用可能です。
2-5. 光熱費
光熱費は住居のタイプや利用状況によって異なりますが、学生寮やシェアハウスは家賃に含まれている場合が多いです。個別請求の場合でも、日本より安価で済むことが大半。節電や節水を心がけることで、さらに費用を抑えられます。特にエアコンの使い過ぎには注意し、必要な時だけ利用するようにしましょう。
現地では停電が発生することもあるため、節電意識を持つことが大切です。
2-6. 生活必需品
生活必需品は現地のスーパーや市場で購入できます。価格は日本より安いのが特徴で、日用品や洗剤、トイレットペーパーなどは1ヶ月あたり2,000〜5,000円程度で済みます。輸入品は日本と同程度の価格になることもありますが、基本的に生活必需品はリーズナブルです。現地のローカルブランドを積極的に利用することで、さらに費用を抑えられます。
現地の市場では新鮮な野菜や果物が安く手に入るため、自炊にもおすすめです。
2-7. 娯楽費
娯楽費は映画やカフェ、観光などに使う費用で、1ヶ月あたり5,000〜1.5万円が目安です。ローカルな商業施設やカフェは日本より安く利用でき、観光地の入場料も高くありません。
一方、観光地や高級カフェでは日本と同程度の価格になることもあります。娯楽費を抑えたい場合は、ローカルな施設を積極的に利用しましょう。また、現地のイベントや無料の観光スポットも活用すると、費用を抑えつつ充実した留学生活を送れます。
3. 留学期間別の生活費シミュレーション
留学期間によって生活費の総額は大きく異なりますが、フィリピンでは日本と比べて生活費を大幅に抑えられるのが特徴です。ここでは、3ヶ月・半年・1年ごとの生活費の目安をまとめます。
3-1. 3ヶ月あたりの生活費
3ヶ月留学の場合、生活費は約8〜13.5万円が目安です。多くの学生寮やシェアハウスでは基本的な家具が揃っているため、初期費用は抑えられるケースが多いです。ただし、日用品など生活必需品を買い揃える必要があるため、予想外の出費も想定しておきましょう。
食費はローカル食堂の利用や自炊を中心にすることでコストを抑えられ、交通費や通信費も比較的安価に済みます。3ヶ月は短期ながらも生活に慣れ、ある程度「何にどれくらいかかるのか」を想定しながら全体の生活費を把握でき始めるタイミングです。
計画的に支出を管理することで、無理なく充実した留学生活を送ることができます。
3-2. 半年あたりの生活費
半年留学の場合、生活費は約15〜27万円が目安です。留学期間が長くなっても、現地の物価が安いため、日本での生活費と比べてコストを抑えられます。長期留学でもお金の心配をすることなく生活できるのがフィリピンの魅力です。
現地での生活に慣れるにつれて、より効率的な節約方法を見つけることもできます。
ただし、留学期間が半年を過ぎたころは、留学生同士で交流する機会も増えて、飲み会やアクティビティ参加なども増えてくるタイミングです。支出が増えることも想定して、現地のローカルな食堂や市場、公共交通機関を積極的に活用し、費用を調整する工夫をしましょう。
3-3. 1年あたりの生活費
1年留学の場合、生活費は約33〜51万円が目安です。1年間の留学でも、日本での生活費と比べて大幅に安く済みます。
長期滞在の場合は、現地でのネットワークや情報収集力が向上し、よりお得なサービスや生活の知恵を身につけることもできるようになるでしょう。地元の人が利用するローカルスーパーなどを上手に活用すれば、費用が抑えられるだけでなく、フィリピンの生活や文化も楽しめて、留学生活もより充実したものになるはずです。現地の生活に溶け込み、ローカルなサービスを積極的に利用することで、費用を抑えつつ充実した留学生活を送れます。
4. 費用を抑えるためのポイント
フィリピン留学で生活費を抑えるためには、いくつかのポイントをおさえて節約方法を工夫することが重要です。留学費用の総額をおさえられるだけでなく、他の留学生との交流や、アクティビティへの参加などにも予算を充てることができるようになります。
4-1. ローカルな食堂や市場を利用する
外食が中心になる方は、ローカル食堂を積極的に活用しましょう。留学するエリアによっては、自炊するのと変わらないくらい費用を安く抑えられる場合もあります。
自炊する際の食材や日用品を購入するなら、ローカルな市場が便利です。ローカルな市場では、現地の食材や調味料も安価で手に入るため、ローカルライフを楽しみながら節約できます。新鮮な野菜や果物、魚介類が手に入るので、自炊生活を楽しむにも最適ですし、栄養バランスの良い食事も楽しめるでしょう。
寮によっては食事が提供されたり、あるいは自炊したくてもキッチンがないケースもあるので、留学先での食生活をイメージしながら希望に合った寮タイプを選択しましょう。
4-2. 学生寮やシェアハウスを選ぶ
費用をできる限り安くしたい方は、学生寮もしくはシェアハウスを選びましょう。
学生寮やシェアハウスは、コンドミニアムやホテルに比べて住居費が圧倒的に安いです。特に学生寮の場合は毎日の食事も提供されるので、食費も最小限で済みます。
また現地の学生や留学生と一緒に生活するので、交流も深める機会も自然と増え英語力も効率よく伸ばせます。大人数部屋はプライバシーを確保しづらい懸念点はありますが、留学期間が長くなるほど、費用負担も大幅に軽減できるのでおすすめです。
4-3. 節電・節水を心がける
フィリピンでは光熱費が家賃に含まれている場合が多いですが、個別請求の場合も節電・節水を心がけることで費用を抑えられます。
特にエアコンの使い方に注意し、無駄な電気や水の使用を控えましょう。また、現地では停電が発生することもあるため、日頃から節電意識を持つことが大切。現地の生活に慣れることで、より効率的な節約方法を見つけることもできます。
4-4. 通信プランを見直す
渡航する前に、現在の通信プランを見直しましょう。フィリピン現地のプリペイドSIMを利用すれば、通信費は1,000円~2,000円程度に抑えられます。現地のショッピングモールやコンビニで手軽にSIMカードが購入でき、留学初日からすぐに利用可能です。日本で契約している通信回線は使用しないので、留学前に金額の低いプランに切り替えておくのがおすすめ。
寮の部屋を選ぶ際は、Wi-Fiなどの通信i環境が整っている寮やシェアハウスを選びましょう。
まとめ
フィリピン留学の生活費は、日本と比べて大幅に安いのが特徴です。特に食費や交通費、住居費は非常にリーズナブルで、留学生活を送る上で大きなメリットとなります。都市部と地方では物価に差があるため、留学先を選ぶ際は物価事情も考慮しましょう。ローカルな食堂や市場、学生寮、公共交通機関を積極的に活用することで、さらに生活費を抑えることができます。「少しでも安く留学したい」と考えている方は、コストパフォーマンスの高いフィリピン留学をぜひ検討してみてください。