ご相談・ご質問(平日11~18時)
セブ島はどこの国?行き方・治安・観光地などの基本情報まとめ
2025.10.31記事
エメラルドグリーンの海と白い砂浜で知られるセブ島は、アジア屈指のリゾート地として世界中から観光客が訪れる人気の島です。日本からのアクセスも良く、語学留学の拠点としても高い注目を集めています。しかし「セブ島ってどこの国?」と聞かれると、意外とすぐに答えられない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、セブ島の場所から魅力、旅行や留学で訪れる際の基本情報までを詳しく紹介します。
セブ島はどこの国にある?

セブ島は、東南アジアの島国・フィリピンに属する島です。フィリピンは7,000以上の島々から成る群島国家で、太平洋と南シナ海の間に位置します。首都マニラがあるルソン島、自然豊かなミンダナオ島、そしてその中間に位置するビサヤ諸島の一部がセブ島で、観光・経済・教育の中心地として発展してきました。
フィリピンは、日本から南西へ約3,000kmに位置する東南アジアの国です。地理的には日本や台湾、インドネシアなどに近く、気候は一年を通じて温暖な熱帯性。雨季と乾季があり、観光のベストシーズンは乾季(11月〜5月)です。
セブ島はフィリピンのほぼ中央に位置していることから「南の女王都市(Queen City of the South)」と呼ばれ、国内外からの旅行者が集まる国際的なハブ都市でもあります。空港が隣接するマクタン島と橋でつながっており、観光・経済の両面で重要な役割を果たしています。
フィリピン・セブ島の魅力

セブ島は、リゾートとしての美しさだけでなく、観光・ショッピング・グルメ・留学といった幅広い目的に対応できる万能な島です。ここでは、初めて訪れる人にもわかりやすく、セブ島ならではの4つの魅力を紹介します。
世界屈指の美しい海
セブ島最大の魅力は、なんといってもその海の美しさです。
エメラルドグリーンに輝く遠浅のビーチは、世界でもトップクラスの透明度を誇ります。代表的なスポットは「マクタン島」や「オスロブ」、そして離島の「バンタヤン島」や「モアルボアル」など。シュノーケリングやダイビングでは、ウミガメやジンベエザメと泳ぐ貴重な体験もできます。
海岸沿いには高級リゾートホテルが立ち並び、南国らしい非日常を満喫できるのも魅力。朝日やサンセットを望む景色は息をのむほど美しく、写真映えするスポットとしても人気を集めています。
ショッピング・グルメ・アクティビティのすべてがそろう
セブ島では、リゾートと都市の利便性が見事に融合しています。市内には「SMシティ・セブ」や「アヤラセンター」など大型ショッピングモールがあり、海外ブランドから地元の雑貨まで幅広く揃います。グルメも多彩で、シーフード料理やローカルフード、さらにはおしゃれなカフェまで充実。
アクティビティも盛んで、アイランドホッピングやジップライン、パラセーリングなど、自然を満喫できる体験が豊富です。海と街の距離が近いため、午前中はビーチでリラックスし、午後はショッピングや観光を楽しむといった贅沢な過ごし方も可能です。
コスパが良く気軽に訪れやすい
セブ島が日本人旅行者に人気な理由のひとつが、物価の安さとアクセスの良さです。日本からは成田・関西・中部・福岡などから直行便があり、飛行時間はおよそ4〜5時間。時差もたった1時間しかなく、時差ボケの心配もほとんどありません。
現地ではホテルや食事代が比較的リーズナブルで、リゾート滞在でもコストを抑えられます。タクシーや配車アプリを使えば移動もスムーズで、初めての海外旅行先としても安心。南国リゾートを手軽に満喫できる場所として、短期休暇の渡航先としても選ばれています。
英語留学に適している
セブ島は、アジアで最も人気の高い英語留学先のひとつです。
授業はマンツーマン形式が中心で、初心者でも自分のペースで学べます。物価が安いため、欧米圏の留学に比べて費用は半分以下。宿泊・食事・授業料がセットになったプログラムが一般的で、生活面のサポートも充実しています。
また、講師は高い英語力とホスピタリティを兼ね備えており、明るくフレンドリーな雰囲気で学べるのが特徴です。勉強後には海でリフレッシュできる環境も整っており、英語学習とリゾート体験を両立できる“理想の留学地”として注目されています。
セブ島の行き方・時差

セブ島は日本から比較的アクセスしやすいリゾート地のひとつです。直行便も複数運航しており、時差もわずか1時間と、海外旅行初心者にも人気があります。ここでは、セブ島への行き方や日本との時差、さらに他の有名リゾート地との比較を紹介します。
セブ島へのアクセス
日本からセブ島へは、成田・関西・中部・福岡などの主要空港から直行便が運航しています。フライト時間は、おおよそ5時間半(成田空港からの直行便の場合)で、時差も少ないため体への負担が少ないのが魅力です。
セブ島の玄関口となるのは「マクタン・セブ国際空港」で、空港は隣接するマクタン島に位置します。到着後は、リゾートエリアや市内中心部まで車で30〜40分ほど。航空会社はフィリピン航空やセブパシフィック航空が中心で、LCCも充実しているためチケット価格を抑えやすい点もメリットです。
直行便がない都市からはマニラ経由でもアクセスできます。
日本との時差
日本とセブ島(フィリピン)の時差はわずか1時間なので、時差ボケの心配はほとんどなく、到着後すぐに観光やアクティビティを楽しめます。
フィリピンは年間を通じてサマータイム制度を採用していないため、季節による時間のずれもありません。気候も安定しており、特に乾季(11月〜5月)は旅行に最適なシーズン。時差が小さいことから、短期旅行だけでなく語学留学先としても人気を集めています。
有名リゾート地と比較
セブ島は他の人気リゾートと比べても、アクセスの良さと時差の少なさが特徴です。下の表で、主要リゾート地とのフライト時間と時差を比較しています。
| 行き先 | フライト時間 | 時差 |
| セブ島(フィリピン) | 約4〜5時間 | 日本より−1時間 |
| バリ島(インドネシア) | 約7時間 | 日本より−1時間 |
| ハワイ(アメリカ) | 約7〜8時間 | 日本より−19時間 |
| モルディブ | 約10時間(経由便) | 日本より−4時間 |
セブ島は時差がほとんどなく、直行便で5時間半というアクセスの良さが最大の魅力。ハワイやモルディブよりも移動時間が短く、手軽に南国気分を味わえるリゾート地として人気を集めています。
セブ島の治安・物価

セブ島は観光地として整備が進んでおり、比較的治安も安定しています。ただし、海外旅行である以上、油断は禁物です。また、物価が安いことも魅力のひとつですが、エリアによって価格差があります。
ここでは、セブ島の治安状況と物価の目安について解説します。
治安
セブ島の治安は、観光エリアを中心に比較的良好です。観光客が多いマクタン島やセブ市内では警備員の巡回もあり、日中の観光やショッピングは安心して楽しめます。
ただし、スリや置き引きなどの軽犯罪は発生しており、貴重品の管理には注意が必要です。特に夜間の繁華街や人通りの少ないエリアは避け、タクシーや配車アプリ(Grabなど)を利用するのが安全。
地元の人々はフレンドリーで親日的ですが、観光客向けに値段を高く設定される場合もあるため、事前に相場を確認しておくと安心です。
物価
セブ島の物価は日本の約3分の1〜2分の1程度。外食では、ローカル食堂なら1食100〜200ペソ(約270〜550円)前後、カフェやレストランでも1,000円以内で十分満足できます。
タクシーは初乗りが約40ペソ(約110円)と安く、短距離移動も気軽に利用可能。ホテルも幅広く、1泊3,000円程度のゲストハウスから、1万円台の高級リゾートまで選択肢が豊富です。
ただし、輸入品や日用品の一部は日本より高いこともあるため、長期滞在の場合は現地で買うものと日本から持参するものを分けておくと良いでしょう。全体的にコスパが良く、限られた予算でも充実した滞在が可能です。
セブ島の観光地

セブ島には、美しい海だけでなく、歴史・文化・自然・ショッピングなど、見どころが数多くあります。リゾートと都市が近く、1日のなかでさまざまな楽しみ方ができるのも魅力。
ここでは、初めて訪れる人にもおすすめしたい人気観光スポットを6つ厳選して紹介します。
マクタン島
セブ島の玄関口であるマクタン島は、セブ島から車で20~30分程度の距離にあるリゾートエリアです。
海沿いには高級ホテルやビーチリゾートが並び、シュノーケリングやアイランドホッピングなどのマリンアクティビティが充実。透明度の高い海は、初心者でも気軽に楽しめるのが魅力です。
セブ中心部へも車で30〜40分とアクセス良好。空港に近いため、到着後すぐにリゾート気分を味わえる点も人気を集めています。カップルや家族連れ、短期滞在の旅行者に特におすすめのエリアです。
マゼランクロス
セブ市内中心部に位置するマゼランクロスは、フィリピンのキリスト教伝来を象徴する歴史的なモニュメントです。1521年に探検家マゼランが建てたとされる十字架が、小さな祠の中に大切に保管されています。
スペイン統治時代の影響を感じられる場所で、周囲にはカトリック教会や広場があり、観光ルートとしても人気。アクセスはセブ市中心部からタクシーで10〜15分ほど。観光の際は、現地ガイドからフィリピンの歴史を聞くと、より深く理解できるスポットです。
サンペドロ要塞
サンペドロ要塞は、スペイン統治時代に建てられたフィリピン最古の要塞です。マゼランクロスから徒歩圏内にあり、当時の防衛拠点として使用されていました。
現在は博物館として一般公開され、当時の武器や写真、植民地時代の資料が展示されています。石造りの壁とアーチが印象的で、写真スポットとしても人気。緑に囲まれた静かな空間で、歴史の重みを感じながらゆったりと散策できます。
市内中心部からアクセスしやすく、観光ルートにも組み込みやすい場所です。
カワサン滝
セブ島南西部のバディアンにあるカワサン滝は、エメラルドグリーンの水が流れる絶景スポットです。マクタン島からは車で約1時間程度かかりますが、その美しさは訪れる価値あり。
滝の周辺では、近年人気の「キャニオニング」も体験可能です。渓谷を下りながらジャンプや泳ぎを楽しむアクティビティで、スリル満点。自然の中で体を動かしたい人にぴったりです。
滝壺で泳いだり、カフェで景色を眺めたりと、観光客に癒しと冒険の両方を提供してくれる場所です。
オスロブ
セブ島の南端に位置するオスロブは、ジンベエザメと一緒に泳げることで世界的に有名なスポットです。
セブ市内から車で約3〜4時間と少し距離がありますが、早朝出発のツアーも多く開催されています。海の透明度が高く、間近で見る巨大なジンベエザメは迫力満点。体験時間は30分ほどですが、一生の思い出になること間違いなしです。
環境保護の観点から、接触は禁止されているので、ガイドの指示を守りながら安全に楽しみましょう。
アヤラセンターセブ
市内中心部にあるアヤラセンターセブは、セブ最大級のショッピングモールです。地元ブランドから海外有名ブランドまで幅広く揃い、レストランやカフェも充実しています。
屋外のガーデンエリアには南国の植物が並び、開放的な雰囲気で買い物を楽しめるのが魅力です。観光客向けのお土産店も多く、滞在中のショッピングにも便利。
セブのビジネスパーク内にあり、セブ・マクタン国際空港から向かう場合は、車で約40分程度です。観光の合間の休憩や食事にもぴったりのスポットです。
まとめ
セブ島は、ビーチリゾートから歴史的建造物、アクティビティ、ショッピングまで楽しめる多彩な魅力を持つ島です。
マクタン島での海遊びやオスロブのジンベエザメ体験、アヤラセンターでの買い物など、滞在スタイルに合わせて楽しみ方を選べます。さらに、日本からのアクセスも良く、時差がほとんどない点も旅行者に嬉しいポイント。
自然と都市が融合したセブ島は、観光・留学・リゾート滞在のすべてにおいて満足度の高い目的地。フィリピンの魅力を存分に感じながら、自分だけの特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。