現実を知ろう。フィリピン留学7つのデメリット

2025.07.15記事

フィリピンは、費用を抑えながら英語力を伸ばせる留学先として人気があります。その一方で、治安や生活環境、講師の発音など、事前に知っておきたい注意点やデメリットがあることも事実です。デメリットを事前に把握し対策しておくことで、より実りのある留学にできるでしょう。

この記事では、フィリピン留学でよく挙げられる7つのデメリットと、それぞれの対策をお伝えします。

フィリピン留学のデメリット① 治安・安全面に不安が残る

海外留学を検討する際、まず気になるのが治安の問題です。日本と比べてフィリピンの治安はどう異なるのか、実際にどの程度の注意が必要なのかを解説します。

フィリピン全体の治安の現状

外務省の発表によると、フィリピンの犯罪率は日本と比べて高いです。ただし、スリや置き引きといった軽犯罪が中心で、銃器が関わるような凶悪犯罪は一部の地域に集中している傾向にあります。

留学生が多く滞在するセブ島やバギオなどのエリアは、学校やその周辺が留学生の受け入れに慣れていることもあり、日常生活のなかで極端に危険を感じる場面は多くありません。基本的な防犯意識を持つなど油断は禁物ですが、正しい知識を持てば過度に恐れる必要はないでしょう。

実際に起こりやすいトラブル

強盗のような重大な犯罪に巻き込まれるケースは少ないですが、日常の些細なシーンで軽犯罪に遭遇する可能性があります。

留学生に起こりやすいトラブルは、ショッピングモールやバスの中でのスリや置き引きです。また、タクシーのメーターを不正に操作されたり、遠回りをされたりする料金トラブルにも注意しましょう。そのほか、不当な金額を請求される飲食店トラブル、SNSやマッチングアプリを通じた詐欺なども、気をつけるべき問題です。

留学生ができる防犯対策

防犯対策として必ず心がけておきたいのは、夜20時を過ぎたらひとりで出歩かないことです。移動には流しのタクシーを使わず、Grabなどの配車アプリを利用することもおすすめします。配車アプリなら事前に料金が決まるるので、料金トラブルを避けやすいでしょう。

バッグは常に自分の視界に入る位置で持ち、リュックを背負う場合は前に抱えるようにしましょう。歩きながらスマートフォンを見ない、学校が案内するエリア内で行動する、といった基本的な対策も必ず押さえておいてください。

フィリピン留学のデメリット② 講師がネイティブではない

フィリピン留学の講師は、英語のネイティブスピーカーではないことが多いです。欧州などへの留学と比べると、その点をネックに感じている人もいるでしょう。

発音・表現の面で気になる点

英語はフィリピンの公用語のひとつですが、母語はタガログ語やセブアノ語です。そのため、講師も英語をあとから習得したノンネイティブであることがほとんどでしょう。

ネイティブスピーカーではないことで、人によってはイントネーションや独特の言い回しが気になることがあります。上級者やネイティブの発音を強く意識したい人にとっては、違和感を覚える場面もあるかもしれません。

学校や講師によって英語の癖の強さには差があり、学校によってはネイティブスピーカーの講師がいる場合もあります。発音や表現にこだわりたい人は、事前に確認しておくとよいでしょう。

初心者にはむしろ適している

講師がネイティブスピーカーではないことは、英語に自信のない初心者にとってはむしろメリットにもなります。

講師自身が英語を第二言語として学んでいるため、初心者がつまずきやすいポイントを理解していることが多く、丁寧に寄り添った指導を期待できるでしょう。また、聞き取りやすいスピードで話してもらいやすく、初めて英語を学ぶ人でも臆せず会話を練習できます。英語を話す自信をつけたい人にはおすすめしたい環境です。

フィリピン留学のデメリット③ 生活環境の違いに慣れが必要

日本とフィリピンでは、生活環境が異なります。慣れないうちは戸惑う人も多いので、あらかじめ理解しておきましょう。

水道水・食事の違い

フィリピンの水道水は、そのまま飲むことができません。多くの学校や寮では、ウォーターサーバーが設置されています。外でもミネラルウォーターの購入が一般的なので、日本と同じ感覚で水道水を飲まないようにしましょう。

食事についても、フィリピンでは味付けが濃く、油をしっかりめに使う料理が多いです。また、日本よりも野菜の量が少ない場合があります。最初はくどく感じられたり、胃腸に負担がかかったりするかもしれません。しかし、多くの学校では栄養バランスを考慮しており、日本人の留学生も少しずつ慣れることが多いです。

停電・断水・通信環境の不安定さ

フィリピンでは、日本ほど生活のインフラが整っていない地域もあり、突発的な停電や断水が起こることがあります。台風の多いシーズンには、特に要注意です。

また、インターネットの通信速度についても、日本のように常に安定しているわけではありません。動画視聴やオンライン授業の際には、速度が遅く感じられることもあります。停電や断水については、多くの学校では自家発電機や貯水タンクを備えるなどの対策を取っていますが、こうした不便さは事前に把握しておきましょう。

行うべき体調管理と環境整備

環境の変化による体調不良を防ぐには、渡航前から生活リズムを整えることが大切です。体調の変化にも備えて、常備薬を用意しておくことをおすすめします。現地では生水を避け、屋台などでの食事は衛生状態を見極めながら活用しましょう。

フィリピンでは蚊や小バエなどの虫も多いため、虫刺され対策として虫よけスプレーも必須です。もし停電や通信トラブルが起きても慌てないよう、モバイルバッテリーや懐中電灯を用意しておくとよいでしょう。

そうした準備と心構えを万全にしておくことで、留学先でも快適に過ごせるはずです。

フィリピン留学のデメリット④ 英語漬けになれるかは努力次第

フィリピン留学の魅力のひとつは、英語漬けになれる環境です。しかし、英語漬けになれるかどうかは自分次第であることも、ここでお伝えしておきます。

学校選び・授業外の過ごし方で差がつく

学校によって、校内ルールの定め方はさまざまです。

母国語の使用を禁止する「イングリッシュオンリーポリシー(EOP)」を厳格に定めている学校もあれば、そうでない学校もあります。スパルタ式として厳格なルールが決められている学校なら英語漬けの日々になりますが、ノンスパルタ式では自由時間が増えるため、個人によって生活環境に差が出るでしょう。

また、日本人比率が高い学校では、授業外の時間についつい日本語で会話してしまう人も多いです。日々の積み重ねにより、“授業外でも必ず英語を話す人”との差が生まれてしまいます。

英語環境にするための工夫

英語漬けの環境を作るには、学校選びがとても重要です。英語漬けになりたいなら、日本人比率が低い学校、イングリッシュオンリーポリシーが徹底された学校、スパルタ式の学校を選ぶことをおすすめします。

また、休み時間や食事の時間も他国籍の留学生と交流することで、授業外でも英語に触れる機会を増やせるでしょう。自主学習の時間を決めて、単語やフレーズを復習する習慣をつけることもおすすめです。英語漬けになれる学校を選び、自分の行動を工夫することで、英語に専念した日々を送れるでしょう。

フィリピン留学のデメリット⑤ 学校によっては規則が厳しい

厳しい学校なら集中して英語力を伸ばせる一方、規則の厳格さに戸惑う人もいます。学校によって、ルールや雰囲気が異なることも覚えておきましょう。

スパルタとセミスパルタの違い

フィリピンの語学学校は、規則の厳しさによって大きく「スパルタ式」と「セミスパルタ式」に分けられます。

スパルタ式は、平日の外出制限や毎日の単語テスト、門限などが厳格に定められている学校です。効率よく成果を出したい人に向いています。セミスパルタ校はある程度の自由度を残しつつも、学習のサポート体制が整っていることが多いです。規則と自由のバランスを取りたい人に向いています。

それぞれに違った良さがあるため、自分がどちらのスタイルに合うかを考えて選びましょう。

厳しさを想定していないと戸惑うポイント

「留学中も観光を楽しみたいし、自分の時間を大事にしたい」と考えていた人が、校風を知らずに入学してしまうと、想像していた留学生活とのギャップに悩まされることがあります。

特にスパルタ校では、平日の外出禁止や毎日の小テスト、不合格時のペナルティなど、厳格なルールが設けられていることが多いです。事前にルールを把握しないまま入学すると、窮屈さに苦しくなってしまうかもしれません。厳しいルールがストレスとなって、学習に集中できなくなってしまっては本末転倒です。

授業スタイルは自分の性格で決める

規則の厳しさは、向いている人にとってはプラスに働きます。強制力がないと勉強に身が入らないタイプであればスパルタ校が向いているでしょう。逆に、自分のペースを大切にしたいタイプであればセミスパルタ校のほうが快適に過ごせるはずです。

どんな学校が自分に合っているのか悩む人は、留学エージェントに相談してみましょう。自分の性格や目標を伝えて、複数の学校の規則を比較検討することをおすすめします。

フィリピン留学のデメリット⑥ 誘惑が多く学習に支障が出やすい

長期の留学生活では、誘惑との付き合い方も課題になります。どのような誘惑があり、どう対策すればよいのか確認しましょう。

フィリピンにひそむ誘惑

留学先には、繁華街やカジノ、飲み会など、勉強から気をそらすような誘惑が数多くあります。特に週末になると、同じ学校の留学生同士で遊びに出かける機会が増え、気づけば予定していた自主学習の時間がなくなっていたということもあるでしょう。

フィリピンでの開放的な雰囲気も相まって、羽目を外しすぎてしまう人がいます。楽しむこと自体は悪いことではありませんが、留学では英語学習がメインであることを忘れないようにしましょう。

学習・お金の両面に影響が出るリスク

誘惑に流されすぎると、学習面だけでなく金銭面にも影響が出てきます。夜遅くまで遊んで翌日の授業に集中できなかったり、飲み会やカジノに繰り返し出費したりすることで、当初の予算を超えてしまうケースもあるでしょう。

せっかく高い意識を持って留学を決めたにもかかわらず、こうした誘惑に振り回されて成果が出ないまま帰国してしまうのは、もったいないことです。

自分でルールや学習スケジュールを作ることで対策する

対策としては、渡航前に「平日は外出しない」「週末の外出は月に何回まで」といった自分なりのルールを決めておくことをおすすめします。

また、1日の学習スケジュールをあらかじめ細かく立てておくと、予定外の誘いにも流されにくいでしょう。使えるお金の上限を週単位で決めておけば、気が大きくなって散財してしまうことも減るはずです。誘惑を完全に断つのではなく、自分でコントロールする仕組みを作りましょう。

フィリピン留学のデメリット⑦ 医療費・医療体制への備えが必要

体調を崩したときの医療体制も、事前に知っておきたい重要なポイントです。実際の費用感とあわせて確認しましょう。

私立病院の医療費は高額になりやすい

フィリピンでは、公立病院と私立病院で医療の質や待ち時間に差があります。留学生は、設備が整っていて対応の早い私立病院を利用することが多いでしょう。しかし、私立病院は日本の保険診療のような仕組みがなく、医療費は全額自己負担が基本です。

地方から都市部の病院へ救急搬送が必要になった場合は、搬送費用が別途加算されるため、想定より高額になることもあります。そうした不測の事態も考慮して、海外旅行保険などに加入し、十分な費用を備えておくと安心です。

実際にかかる医療費の目安

フィリピンでの医療費は、軽い病気や怪我などであれば数千円程度で済むこともあるでしょう。しかし、高度な医療を求められる病気や入院が長期化した場合などは、総額で数百万円がかかることもあります。

また、私立病院の場合、診察代や検査費、薬代を含めて風邪程度の症状でも1〜2万円ほどかかるケースも否定できません。入院が必要になると、病院側から先に保証金として4〜10万円程度の前払いを求められることもあります。

海外留学保険への加入が最大の対策

医療費の負担を軽減するための対策が、海外留学保険への加入です。キャッシュレス対応の保険に加入していれば、提携病院での支払いを保険会社が立て替えてくれるため、まとまった現金を用意する必要がありません。

「クレジットカード付帯の保険だけで十分」と考える人もいますが、補償金額が不足する場合があります。留学期間や渡航先に合わせて、内容を確認しましょう。無保険での長期滞在は避け、必ず海外留学保険に加入してから渡航してください。

こちらも知りたい。フィリピン留学の「メリット」

ここまでデメリットを中心に紹介してきましたが、フィリピン留学にはほかの留学先にはない魅力もあります。代表的なメリットを見てみましょう。

費用を抑えながら効率よく学べる

フィリピン留学は、欧米圏への留学と比べて授業料や生活費を抑えられる点が魅力です。物価の安さに加えて、多くの学校が寮と食事付きのプランを提供しているため、渡航前に総費用を把握しやすいことも利点でしょう。

また、マンツーマン授業を中心としたカリキュラムが組まれていることが多く、限られた予算のなかでも効率よく英語力を伸ばせる環境が整っています。海外留学に興味がありながら、費用を理由に諦めていた人にもおすすめできる留学先です。

目的やレベルに応じてカリキュラムを柔軟に組める

フィリピンの語学学校の多くはマンツーマン授業を基本としており、一人ひとりの英語レベルや目的に合わせてカリキュラムを柔軟に調整できます。

TOEICやIELTSなどの試験対策に特化したコースから、日常会話中心のコース、ビジネス英語に絞ったコースまで、幅広いです。学校によっては複数のコースを組み合わせて受講することもでき、自分の目標にあった留学プランを組みやすいでしょう。

グループレッスンが中心の環境では発話量が少なくなるなどの課題もありますが、マンツーマン授業がメインならしっかり発話量を確保でき、きめ細かな指導を受けられます。

2カ国留学・ワーホリのスタート地点として活用しやすい

フィリピンで基礎的な英語力を固めてから、オーストラリアやカナダなどへの留学やワーキングホリデーに進む人も増えています。フィリピンで英語力の土台を作っておくことで、次の留学先で授業についていけないという不安を減らせることがメリットです。

費用を抑えながら準備期間としても活用できるため、限られた予算と期間のなかで留学の成果を最大化したい人に適しています。

まとめ:LALALAで留学を成功させよう

フィリピン留学には、治安や生活環境、講師の発音、規則の厳しさ、医療費など、事前に知っておきたいデメリットや注意点が存在します。

しかし、そのひとつひとつには具体的な対策があり、正しく理解しておけば過度に恐れる必要はありません。大切なのは、良い面と気になる面の両方を踏まえたうえで、自分に合った学校やスタイルを選ぶことです。

LALALAフィリピンでは不安に寄り添いながら、納得のいく留学準備をサポートしています。

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