ご相談・ご質問(平日11~18時)
フィリピン留学時の住民票はどうする?住民税との関係もチェック
2026.04.17記事
「フィリピン留学を考えているけど、住民票ってどうすればいいの?」「留学中も住民税を払い続けなきゃいけないの?」そんな疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。実は、住民票の扱いを正しく知っておくだけで、留学中に数万円〜数十万円もの節約ができる可能性があります。
この記事では、フィリピン留学前に知っておきたい住民票・住民税の基本から、具体的な手続きの方法まで説明します。長期留学を計画している人はぜひ参考にしてみてください。
フィリピン留学時の住民票事情

住民票とは、どの市区町村に住んでいるかを証明するための公的な書類です。日本では、市役所や区役所などの住んでいる自治体に登録されており、これをもとに税金や各種サービスが管理されます。
フィリピン留学をする場合、住民票をどうするかはの選択肢は、大きく「住民票をそのまま残す」「海外へ引っ越したとして住民票を抜く」の2択です。この記事では、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
住民税との関係
「住民税」とは住んでいる市区町村に支払う税金のことで、前年の収入をもとに計算されて翌年に請求が来る仕組みです。1月1日時点に日本に住民票がある人は、その年の住民税を支払う義務があります。たとえば、2026年1月1日時点で日本に住民票がある場合、2027年(翌年)に2026年の収入分の住民税を支払うのです。
1月1日時点で日本に住民票がなければ、その年の住民税は課税されません。ただし、前年の所得に対する住民税はすでに発生しているため、出国のタイミングによっては支払いが必要です。フィリピン留学が1年以上の場合は、住民票を抜くことで大幅な節約につながる可能性があります。
健康保険・扶養控除との関係
住民票を抜くと、住民税だけでなく「国民健康保険」や「扶養控除」にも影響が出ます。ここも大切なポイントなので、必ず確認しておきましょう。
国民健康保険とは、会社員以外の人が加入する医療保険のことです。この保険に入っていると、医療費の自己負担が原則3割で済みます。住民票を抜くと国民健康保険からも脱退することになり、日本での医療費は全額負担です。そのため、一般的に留学中は現地の民間保険や、エージェントが提供する保険に加入します。
扶養控除とは、親などの収入のある人が扶養している家族を申告することで、税金が安くなる仕組みです。被扶養者が留学する場合、住民票を抜いても条件によっては扶養に入ったままにできます。ただし、勤務先の年末調整の運用によって確認が必要な場合があるので、会社の担当者や税理士に確認しましょう。
住民票を抜くメリット

住民票を抜くことには、金銭的なメリットがあります。
住民税がかからない可能性がある
上で説明したとおり、1月1日時点に住民票がなければ、その年の住民税は課税されません。フィリピン留学が1年以上になる場合は、出発前に住民票を抜くことで住民税を節税ができる可能性があります。年収が300万円で留学が1〜2年なら、住民票を抜くだけで10〜20万円以上の節約になるのです。
国民健康保険料の支払いが不要になる
住民票を抜いて国民健康保険を脱退すると、毎月の保険料を支払う必要がなくなります。国民健康保険料は収入や地域によって異なりますが、年間数万円〜数十万円です。留学中に日本の病院に行く機会はほぼないため、住民票を抜いて保険料の節約をする人もいます。
住民票を抜くデメリット

住民票を抜くことで不便になることもあります。事前にデメリットも理解したうえで判断しましょう。
国民健康保険が使えなくなる
住民票を抜くと、日本の国民健康保険が使えなくなります。留学中に一時帰国して病院にかかった場合、全額自己負担になってしまう点に注意が必要です。ただし、短期間の一時帰国であれば留学保険でカバーできるケースもあるため、加入する保険の内容をよく確認しておきましょう。
国民年金の扱いが変わる
国民年金は、老後にもらえる年金のための積み立てです。住民票を抜いても国民年金の加入を続けることは可能ですが、原則として義務ではなくなります。
留学期間中に年金を払わなかった場合、将来もらえる年金額が減る可能性があります。また、必要な手続きをしないと未納扱いになるので、電話や書面での催告を受けることもあるでしょう。「海外任意加入制度」を使えば、留学中も年金を納め続けられるので検討してみてください。
一時帰国時に不便になる
住民票がなくなると、日本に一時帰国した際に住民票が必要な手続きができなくなります。銀行口座の新規開設や住所変更、運転免許証の更新、マイナンバーカードの申請・更新、各種行政サービスの申請といった場面で不便を感じることがあるかもしれません。
留学中に一時帰国する予定がある場合は、どんな手続きが必要になりそうかを事前にリストアップしておき、渡航前に済ませられるものは先に済ませておくと安心です。
留学時に住民票を抜く基準

先述のようにデメリットもあるため、「住民税を払いたくないから」という理由だけで住民票を抜くのは危険です。「結局、住民票を抜いたほうがいいの?」と悩んでいる人に向けて、判断のポイントをご紹介します。
海外滞在が1年以上かどうか
日本の法律では、海外に1年以上住む予定がある場合は、原則として「海外転出届」を提出します。つまり、1年以上のフィリピン留学をする場合は、住民票を抜く手続きが必要です。一方、3ヶ月〜半年程度の留学であれば、住民票を残したまま渡航するケースが多いでしょう。
生活の拠点がどこにあるか
法律上、「生活の拠点」とは生活の中心がどこにあるかを指します。留学中も日本に家族がいて定期的に帰国するなど、生活の中心が日本にある場合は住民票を残してもよいでしょう。一方、長期滞在でフィリピンを生活の拠点にする場合は、住民票を抜いたほうがお得になることもあります。
フィリピン留学時に住民票を抜く際の手続き

実際に住民票を抜く手続きの流れを、ステップ順に解説します。出発の1〜2ヶ月前から準備を始めると、余裕を持って対応できますよ。
1. 海外転出届の提出
最初に行うのが、海外転出届の提出です。これは「日本から海外へ引っ越します」と自治体に正式に届け出る書類で、この手続きを完了することで住民票が抹消されます。
提出先は、住んでいる市区町村の役所の窓口です。提出時期は出発日の14日前から出発後14日以内とされていますが、できれば渡航前に済ませましょう。自治体によっては、マイナポータルを通じてオンライン申請も可能です。
手続きが完了すると、自治体から海外転出証明書が発行されることがあります。証明書は帰国後の転入手続きなどに必要になる場合があるので、大切に保管しておきましょう。
2. 必要書類の準備
自治体によって多少異なる場合がありますが、下記の書類が必要です。
・海外転出届の申請書
・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・マイナンバーカード
・国民健康保険証
・パスポート(渡航先、出発日の確認のため)
年度末の3〜4月など、窓口が混雑する時期は手続きに時間がかかるため、早めに準備を始めることがおすすめです。住んでいる役所のサイトで必要書類を調べておきましょう。
3. 国民健康保険の脱退手続き
海外転出届を提出すると、同時に国民健康保険の脱退手続きも行えます。脱退の際は、保険証を返却しましょう。脱退後は保険証が使えなくなるため、留学前に一度健康診断を受けておいたり、常備薬を多めに準備したりしておくと、万が一のときに安心です。
会社の健康保険に加入していた人は、会社で健康保険の手続きが必要になります。勤務先の人事や総務担当に、早めに確認しておきましょう。
4. 国民年金の切り替え
住民票を抜くと国民年金の加入義務はなくなりますが、将来の年金額を減らしたくない人は「海外任意加入制度」を利用しましょう。この制度を利用すれば、住民票を抜いたあとも引き続き年金保険料を納め続けられます。
手続きは、お住まいの市区町村役所または最寄りの年金事務所で行いましょう。費用と将来の年金額のバランスを見ながら、自分に合った選択をしてみてください。
5. 帰国後に転入届の提出
フィリピン留学が終わって帰国したら、できるだけ早めに転入届を提出して住民票を再登録しましょう。帰国後14日以内に、お住まいになる市区町村の役所で手続きを行うことが法律で義務付けられています。
転入届の提出には、パスポートや本人確認書類、マイナンバーカードなどが必要です。転入届を出すと、国民健康保険や国民年金への再加入手続きも同じ窓口でまとめて行えます。帰国後は生活の再スタートで何かと忙しいですが、早めに手続きを済ませておきましょう。
まとめ:LALALAで留学を成功させよう
住民票の手続きは一見むずかしそうに見えますが、手順通りに進めればむずかしいことはありません。少し手間がかかるだけで、数万〜数十万円という大きな節約につながる可能性があります。
「手続きが不安」「もっと詳しく聞きたい」という方は、ぜひLALALAにご相談ください。経験豊富なスタッフが、フィリピン留学に関する手続きのサポートから、現地での生活サポートまで幅広くお手伝いします。
関連記事
-
フィリピンの大学進学におすすめの語学学校6選
「フィリピンの大学に進学したいけど、英語力が心配…」「大学進学前に語学学校に通うべきか迷っている」そんな疑問を持っていませんか? フィリピンの大学は原則として英語で行われるため、英語力が不十分なまま入学すると授業について…
2026.02.24 -
フィリピン留学でおすすめのスパルタ校7選
英語力を一気に伸ばしたいなら、環境の力を借りることもひとつの手です。マンツーマン授業が中心で、1日あたりの授業数が多いフィリピン留学は、集中的に学びやすい環境と言えます。さらに、学習管理がしっかりした「スパルタ型」を選べ…
2026.02.25 -
1週間から長期留学まで!期間別の留学費用!
フィリピン留学はそれぞれのご希望で期間を決めていただく事ができますので、ご留学期間やご希望に合わせて期間別の費用を見てみましょう! 1週間~2週間 はじめての留学なので、お試しで行ってみたいという方や、社会…
2019.02.06 -
フィリピン留学で参考書を使う効率的な学習法3つ
「フィリピン留学を決めたけど、どんな参考書を使って準備すればいいんだろう?」「現地に持っていくべき教材は何?」――そんな疑問を持っていませんか? フィリピン留学を成功させるためには、現地に行ってからではなく…
2025.12.26 -
【初心者向け】フィリピンの英語留学におすすめの学校6選
「英語留学先にはフィリピンがおすすめ」と聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。実際、フィリピンは欧米留学よりもコストを抑えやすく、語学学校の種類も豊富なので、人気が高い留学先です。そのうえでやはり気になるのは、「…
2026.02.25 -
【社会人向け】マニラのおすすめ語学学校2選
フィリピン留学といえばセブ島が有名ですが、実は社会人には首都マニラがおすすめです。マニラは経済の中心地であり、ビジネスパーソンにとって魅力的な環境が整っています。 本記事では、社会人がマニラの語学学校を選ぶべき理由や、お…
2026.02.27