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フィリピンファストフード完全ガイド|現地で食べたい5店
2025.08.22記事

フィリピンには国民が愛するローカルファストフード店が多数あり、現地の食文化を語る上で欠かせない存在です。
地元の人はもちろん、観光客にも人気のグループチェーン店から個性豊かなローカルブランドまで、日本では味わえないユニークなメニューが勢揃いしています。
リーズナブルな価格でボリュームも十分あり、南国ならではの素材や味付けも魅力です。この記事では、フィリピン旅行でぜひ訪れたいおすすめのファストフード店と現地グルメの楽しみ方、注意点をわかりやすくご紹介します。
人気のフィリピンファストフード店5選
フィリピンでは定番のハンバーガーやチキンだけでなく、ピザ、パスタ、中華、炭火焼グリルなどジャンルの幅も広く、食べ比べも楽しみのひとつです。どの店も全国展開しているので、主要都市やショッピングモールで気軽に立ち寄れます。
ここでは、旅行者ならまず押さえておきたい5ブランドを、定番メニューや店舗ごとの雰囲気も交えて紹介します。
ジョリビー(Jollibee)|国民的チェーン店
ジョリビー(Jollibee)はフィリピン国内で圧倒的シェアを誇り、地元の人々にとって毎日食べる「国民食」と言えるほど愛されています。
フィリピン各地のショッピングモールには必ず店舗があり、明るい内装と家族連れの賑やかさが特徴。ハンバーガーやフライドチキン、ライス、フィリピン式の甘いスパゲッティなどバラエティ豊かなメニューが揃い、子供から大人まで幅広い層に支持されています。現地らしいボリューム、手頃な価格、豊富なセットメニューも魅力です。
人気メニューと価格帯
ジョリビーの代表的な人気メニューと価格帯は以下の通りです。
メニュー | 価格 |
フライドチキン+ライス(1個) | 約82ペソ |
スパイシーチキン(1個) | 約85ペソ |
ハンバーガー(Yumburger) | 約40ペソ |
チーズバーガー | 約60ペソ |
バーガーステーキ+ライス | 約59ペソ |
スパゲッティ(フィリピン式) | 約55ペソ |
ピーチマンゴーパイ | 約40ペソ |
現地ではフライドチキン+ライスの組み合わせが圧倒的人気。スパイシーチキンは辛みが強すぎず、子どもでも美味しく食べられるバランスに仕上がっています。
バーガーステーキやスパゲッティは日本とは全く違う甘めの味付けで、現地の味を体験したい方には特におすすめです。ピーチマンゴーパイなどのデザートパイはおやつや食後にもぴったり。どのメニューもリーズナブルな価格設定ながら、ボリューム感とローカル感をしっかり味わえるのがジョリビー最大の魅力です。
チョーキン(Chowking)|中華系ファストフード
チョーキンはフィリピン風にアレンジされた中華料理を楽しめるチェーンで、炒飯、油麺、飲茶、フライドチキンといった多様なメニューを提供しています。
本場の「ハロハロ」デザートは暑い時期に大人気で、モールや路面店でかんたんに立ち寄れる気軽さも魅力です。価格はかなりリーズナブルで、朝食からディナーまでローカルの定番グルメとして親しまれています。カジュアルな店構えと明るいスタッフが特徴です。
グリニッチ(Greenwich)|ピザ&パスタ系の定番
ジョリビー系列のグリニッチは、現地でピザとパスタ専門店として人気です。
ハワイアンピザや甘い系ピザなどフィリピンらしいアレンジが効いていて、ダブルサイズのピザをみんなでシェアするスタイルも愛されています。オーブンで焼きたてのパスタやチキンのサイドメニューも評判。家族や友人とワイワイ楽しめる雰囲気のため、イベントや休日のお昼にも最適。価格は700ペソ前後のセットからお手頃な単品まで幅広いです。
マンイナサル(Mang Inasal)|炭火焼チキンが魅力
炭火で豪快に焼き上げる名物グリルチキン「イナサル」が大人気。
特製ダレに漬け込んだ鶏肉はジューシーで香ばしく、ライス食べ放題や現地独特の卓上ソース「マニラント」も楽しみです。手で食べるスタイルもローカル体験の魅力。価格はチキン単品約120ペソ〜、セットで200ペソ前後とリーズナブルで、ボリューム重視の方にも好評です。内装も明るく、フィリピン家庭の雰囲気が楽しめます。
アンドックス(Andok’s)|テイクアウト派に人気
アンドックスはローストやフライドチキン、豚肉料理などを手軽にテイクアウトできる人気ブランド。
多くの支店は24時間営業で、深夜や早朝の食事にも困りません。お肉とライスの組み合わせはもちろん、バーベキュー、クリスピーパスタ、瓶ジュースなどローカル色の強いサイドメニューも充実しています。価格はチキン一羽約300ペソ前後から、コンビネーションメニューもコスパに優れています。観光の合間にもすぐに立ち寄れる使い勝手の良さも魅力です。
フィリピンでファストフードを楽しむコツ
フィリピンのファストフード店は、注文も支払いも日本とは少し違う流れで進みます。旅行者が快適に利用するには、注文時の英語フレーズや支払い・衛生面のポイントを理解しておくことが大切です。店舗ごとの雰囲気やシステムも事前にチェックしておけば、現地で慌てることなくスムーズな食事体験ができます。
注文前に知っておきたい英語
ファストフード店で注文する時に役立つ基本の英語フレーズは、事前に覚えておくと迷わずオーダーできます。以下の表は、現地で使えるおすすめの表現です。
英語フレーズ | 日本語訳 |
Could I take a look at the menu? | メニューを見せていただけますか? |
I’d like to eat here./I’d like to take out. | 店内で食べたいです/持ち帰りしたいです |
Combo meal, please. | セットメニューをください |
Do you accept credit cards? | クレジットカード使えますか |
Can I have the receipt? | レシートをください |
これらのフレーズを覚えておくと、初めての注文でも店員とのやり取りがスムーズに進みます。「For here or to go?」は持ち帰りか店内かを聞かれる定番表現なので、その場でどちらか答えましょう。現地は英語が公用語のため、比較的簡単なやり取りで注文できるのがありがたいポイントです。
支払い方法やチップの習慣は?
フィリピンのファストフードでは、基本的に現金による支払いが主流です。
モールや大手チェーンの場合はクレジットカードも利用可能ですが、地方や小規模店舗では現金のみのところも多いため、お財布には必ず現金を用意しておくのが安心。チップに関しては、基本的にファストフード店では必須ではありませんが、店員がテーブルまで持ってきてくれる場合や特に良いサービスを受けた場合には、気持ちとして5〜20ペソほど渡すと喜ばれます。
また、お釣りの有無やレシートの確認を忘れないようにしましょう。店によってはセルフサービスも増えているため、支払い時のマナーを事前に覚えておくとスムーズです。
観光客でも安心な店舗の選び方
旅行者が初めて利用する場合は、大型ショッピングモールや主要都市の中心部にあるチェーン店がおすすめです。
これらの店舗は衛生面がしっかり管理されており、メニューやスタッフの対応も丁寧なことが多いため安心して利用できます。24時間営業の店舗もあり、夜遅くや早朝でも利用でき便利です。混雑状況や口コミをチェックして、安心して食事ができる場所を事前にリサーチしておくと良いでしょう。また、混雑する時間帯を避けることや、人気メニューの注文もスムーズに楽しむコツです。
旅行前に知っておきたい注意点
南国ならではの食事環境や街中の雰囲気が魅力的なフィリピンですが、安心してファストフードを楽しむためには予防策も意識しましょう。特に初めての方は体調管理や衛生面に注意が必要です。基本的なマナーや安全対策を押さえておけば、現地食体験もより充実します。
冷たいものや氷に注意
フィリピンでは氷や冷たい水の衛生管理が日本ほど徹底されていないことがあるため、飲み物の注文時には「No ice, please」や「氷抜きでお願いします」と伝えるのが安全です。
特に屋台や小規模な店舗での氷は不衛生な場合があるので注意が必要です。安全な飲料はボトル入りの水やパッケージされたジュースを選び、体調管理に役立てましょう。暑い気候の中でつい冷たいものが欲しくなりますが、体調を崩さないよう慎重に選びましょう。
屋台は衛生面に注意
屋台は手軽に多彩なローカル料理やファストフードを楽しめる魅力的な場所ですが、衛生面には注意が必要。
調理場の清潔さや食材の鮮度、調理方法をよく確認してください。火を通した料理や熱々の揚げ物を選び、野菜や果物の生食は避けるのが無難です。旅行者は地元で評判の良い屋台を利用するか、ガイドや口コミ情報を参考に衛生管理の行き届いた店を選択しましょう。衛生対策を意識して、安全に食文化を体験することが重要です。
食器やスプーン、瓶のフチに注意
使い捨てのプラスチック製カトラリーや紙皿を使う店も多いですが、持参した自分のカトラリーを使うとより安心です。
また、瓶入りドリンクのフチは食べこぼしや埃が付着していることが多いので、飲む前にウェットティッシュや紙ナプキンで拭く習慣をつけることが推奨されます。衛生面に気を付けながら、快適に現地の食事を楽しみましょう。お店によっては店員が食器の取り扱いに十分注意しているところも多いので、状況に応じて判断してください。
盗難に要注意
フィリピンの買い物や食事の際には、荷物や貴重品の管理が特に重要です。
特に、混雑したファストフード店や市場などでは、カバンやスマホから目を離さないことを徹底してください。バッグは常に体の前に抱えるか、膝の上に置き、席を離れる時は必ず視界内に物があるようにしましょう。盗難やスリの被害は観光客が狙われやすいため、不意の盗難対策として細心の注意を払い、必要であればできるだけ身軽に行動することをおすすめします。
まとめ|フィリピンでファストフードを満喫しよう
フィリピンにはコスパも味も満足できる、多種多彩なファストフードチェーンが揃っています。
現地の人気ブランドで注文、支払い、衛生面に注意しつつ、ローカルならではの味付けやメニューを楽しんでみましょう。食事は旅の最大の思い出です。ぜひ自分好みの店やメニューを探して、フィリピン現地のグルメ体験を満喫してください。