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フィリピン・バギオ留学を徹底解説!環境・学校・費用などを総まとめ
2025.07.14記事

フィリピン留学といえばセブ島が有名ですが、ルソン島北部のバギオは全く異なる魅力を持つ都市です。標高約1,500mに位置し、年間を通して涼しく過ごしやすいので、豊かな自然に囲まれながら本気で英語を学びたい人にとって、理想的…
フィリピン留学といえばセブ島が有名ですが、ルソン島北部のバギオは全く異なる魅力を持つ都市です。標高約1,500mに位置し、年間を通して涼しく過ごしやすいので、豊かな自然に囲まれながら本気で英語を学びたい人にとって、理想的な学習環境が整っています。
この記事では、バギオの魅力や留学するメリットおすすめの語学学校などを解説。フィリピンで留学先を探している方は、本記事を参考にバギオも留学先の一つとして検討してみてください。
フィリピン・バギオはどんな都市?
バギオは、フィリピンの首都マニラから北へ約250km、車で約5〜6時間の距離に位置する高原都市です。
涼しい気候から避暑地として開発が進んでおり、現在も観光客や長期滞在者、そして英語を学びに多くの留学生が世界中から集まっています。留学先として注目されている要因として、涼しい気候の他に、自然豊かな環境、長期滞在にも適した環境などが挙げられるでしょう。
森林や公園が多く自然が豊か
バギオの大きな魅力は、森林や公園が多く、豊かな自然が残っていることです。
バギオ市内には、広大な松林が広がるバーナムパークや、美しい庭園と歴史的な建造物が残るキャンプジョンヘイ、多様な植物を観察できるバギオ植物園(ボタニカルガーデン)など、多くの公園や緑地があります。
新鮮な空気と緑に囲まれた環境は、勉強の合間のリフレッシュや、週末のリラックスなどに最適。精神的な安定にも繋がり、長期にわたる留学生活を快適なものにしてくれるでしょう。また、バギオを取り囲む山々は、ハイキングやトレッキングのコースとしても人気があるので、自然を満喫したいアクティブな留学生にもおすすめです。
一年を通して涼しい気候
フィリピンは高温多湿な熱帯性気候ですが、バギオは標高の高さから、一年を通して比較的涼しい気候が続きます。特に11月から2月にかけては、平均気温が15℃を下回ることもあり、長袖の衣類が必要となるほど。人気留学地であるセブ島と比較しても、平均気温は5〜10℃ほど低いです。
バギオの過ごしやすい気候は、暑さが苦手な方にとっては非常に大きなメリットとなります。蒸し暑い環境での学習は集中力が低下しがちですが、バギオの涼しい気候は、学習効率の向上や、快適な留学生活に良い影響を与えてくれるでしょう。
ただし、日中と朝晩の寒暖差には注意が必要で、体温調節ができる服装を準備しておくことが大切です。
長期滞在・移住を希望する外国人が多い
バギオの豊かな自然と涼しい気候は、多くの外国人にとって魅力的な要素です。そのため、留学のみならず、長期滞在者や移住を希望する外国人が少なくありません。物価が低く、治安が良い点も、長期滞在や移住者増加を後押ししています。
留学生にとっては、留学費用や現地での生活費を安く抑えられる理由から、長期滞在してよりレベルの高い英語習得を目指す人が多いようです。
おすすめの理由は?バギオ留学のメリット
留学先としてバギオをおすすめする理由は、学費の安さや語学プログラムが充実していることなどが挙げられます。それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
学費・生活費が安い
バギオは、フィリピン国内でも特に物価が安い都市として知られています。
語学学校の学費はもちろんのこと、寮費、食費、交通費などの生活費も、他の主要な留学地に比べて抑えられるでしょう。例えば、セブ島に留学すると3ヶ月間の学費はおよそ約65万円〜(ビザ・渡航費など別途必要)ですが、バギオの場合は約60万円〜です。
欧米やオーストラリアなどと比較すると、半分程度の費用で留学できるケースも珍しくありません。学費や生活費が安いことは、長期留学を希望する学生にとって経済的な負担を軽減する大きなメリットです。限られた予算の中で、より長く質の高い英語を勉強したい人にとって、バギオは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
語学プログラムが充実している
バギオには、長い歴史と実績を持つ、質の高い語学学校が数多く存在します。
学生一人ひとりのレベルや学習目標に合わせた、マンツーマンレッスンを主体とした集中的な英語学習プログラムを提供していることがほとんど。短期間で効率的に英語力を向上させたい学生にとっては、理想的な環境なのではないでしょうか。TOEICやIELTSなどの試験対策コースも充実しており、目標スコアの達成を目指す学生にもおすすめです。
また、多くの学校が、経験豊富な講師陣による質の高い授業を提供しており、アカデミックな英語力や試験対策に特化した指導を受けられます。
留学生が多く異文化交流が盛ん
バギオには、韓国、日本、台湾、ベトナム、中国など、アジアを中心に様々な国からの留学生が集います。異なる文化を持つ留学生同士の交流が盛んなので、語学学習のモチベーションが高まることはもちろん、国際的な視野を広げる上で、非常に貴重な経験となるでしょう。
学校内での交流はもちろん、寮生活や課外活動を通して様々な文化に触れ、友情を育むことができます。英語習得だけでなく、グローバルな感覚を養いたい方にとってバギオは魅力的な留学先です。
気をつけたい!バギオ留学のデメリット
魅力的なメリットが多いバギオ留学ですが、生活環境や日本との距離など、デメリットもいくつかあります。
標高が高く体調を崩しやすい
バギオは標高約1,500mの高原都市であるため、到着直後や体調が優れない時に、気圧や環境の変化による一時的な体調不良が出ることがあります。
「気圧の変化に敏感」「高地に行った経験のない」といった方は、到着後に無理せず体を慣らし、激しい運動は避けましょう。また、こまめな水分補給を行い、アルコールやカフェインの摂取を控えるなども意識してみてください。
体調に異変を感じたら、すぐに学校のスタッフや医療機関に相談するようにしましょう。
日本からの距離が遠く感じる
バギオには日本からの直行便がないため、セブ島など日本からの直行便が就航している都市と比較すると、物理的な距離を感じてしまうかもしれません。
通常はフィリピンの首都マニラを経由し、そこから陸路でバスを利用して移動する必要があります。マニラからバギオまでのバス移動時間は、交通状況にもよりますが約5〜6時間と比較的長く、留学先を選ぶ上でのデメリットとなりえるでしょう。
日本への帰国のしやすさや、物理的な距離が気になる方は、マニラやセブ島などが適している場合があるので、事前に情報収集した上で留学先を選定してください。
インターネット環境が不安定
フィリピン全体のインターネット環境は、日本のように高速で安定した環境は整っていないため、一般的に不安定な傾向。
バギオも例外ではなく、時間帯によっては回線速度が遅くなったり、接続が途切れたりすることがあります。特に、多くの留学生が同時にインターネットを利用する時間帯や、悪天候の日などは、その傾向が顕著に感じられるでしょう。オンラインでの学習や、日本とのビデオ通話などを予定している場合は、ある程度の不便さを覚悟しておく必要があるかもしれません。
ネット環境が不安な方は、SIMカードを契約してモバイルデータ通信を利用する、ポケットWi-Fiレンタルするなどの対策も検討しておくと良いでしょう。
本気で英語を学びたい人向け。バギオの学習環境
バギオは、本気で英語を習得したい人にこそおすすめの留学地です。授業形式や生活環境など、学習意欲の高い人にとって理想的な条件が揃っています。
マンツーマン授業が多い
バギオの語学学校は、マンツーマン授業が基本です。授業の大半が講師とのマンツーマンレッスンに充てられるので、個々のレベルや課題に集中して英語学習に取り組めます。結果的に、英語が話せるようになるまでの成長スピードも早いです。
グループレッスンでは発言をためらってしまう方でも、マンツーマンなら質問しやすく、実践的な会話練習を重ねることで、効率的な英語力向上を実感できるでしょう。講師との距離も近く質問しやすいことも、学習効果アップを後押しします。
寮一体型の学校が多い
バギオの語学学校は、学校施設と学生寮が一体となったキャンパスが多いです。寮が一体化していることで、通学にかかる移動時間や労力が一切ないことから、授業の合間や放課後、週末といった時間を全て自己学習や予習・復習に有効活用できます。
また、学校の敷地内で生活が完結するため、外部からの誘惑を最小限に抑え、英語漬けな日々を過ごせることも、バギオは本気の人向けの環境です。
街に誘惑が少なく静か
セブ島やマニラのような賑やかな大都市と比較すると、バギオは比較的落ち着いており、静かな環境が保たれています。
街の中心にはショッピングモールやレストランなどの商業施設はありますが、ナイトライフを楽しむための派手な娯楽施設は少ないため、学習に集中するための環境が整っています。誘惑が少ない分、勉強に集中したい学生にとっては理想的な環境です。
本気度の高い学生が集まる
バギオの語学学校には、「集中して英語力を上げたい」という高い目標を持った学生が多く集まる傾向にあります。
その理由は、バギオの学校が提供するスパルタ式のカリキュラムや、英語漬けの環境を求めて学生が集まるためです。周りにいる学生が高い学習意欲を持ち、お互いに良い刺激を受けながら、モチベーションを高く維持して学習に取り組めます。
また、娯楽施設がほとんどなく、寮生活は外出制限や門限があるので、自然と英語学習と向き合う時間が多くなるでしょう。このような環境から、学習意欲の高い学生ほどバギオを選ぶ傾向にあります。
バギオ留学におすすめの学校
バギオには、質の高い英語教育を提供する語学学校が数多くあります。その中でも特におすすめの学校を3校ご紹介。
BECI(ベシ)
BECIは、バギオで複数のキャンパスを運営している語学学校です。
具体的には、1日9時間以上のプログラムで、徹底的に英語漬けになりたい方向けの「スパルタキャンパス」と、自然豊かで静かな場所で英語学習に集中できる「EOPキャンパス」、社会人学生を対象に、自由さも重視しながら英語を学べる「シティキャンパス」の3つ。
費用は3ヶ月で約70.2万円~と、バギオの語学学校の中ではやや高めの金額ですが、スパルタ方式を採用している「スパルタキャンパス」はバギオ屈指の人気があります。
他の語学学校との大きな違いは、留学生と講師が相部屋で生活するという点です。生活を共にすることによって、授業だけでなく普段の生活から自然と英語を話す環境が整っています。その他、母国語禁止のルールや毎晩の必須テストなど規律が厳しいので、まさに語学習得への意欲が高い方におすすめです。
学校の名称 | BECI(ベシ) |
住所 | スパルタキャンパス:37 Yangco Road, Upper General Luna Road, Baguio City, Philippines EOPキャンパス:#43 Gladiola Street Amparo Heights, Camp 7, Baguio City シティキャンパス:Unit G213 Zone Vill – 48 Kisad Rd, Montinola Subd, Baguio, 2600 Benguet |
1コマの授業時間 | 50分 |
3ヶ月の費用 (滞在費・食事込) | 約77万円~(スパルタキャンパス) 約70.2万円~(EOPキャンパス) 約71.5万円~(シティキャンパス) |
https://www.ryugakucost.com/school/1107/
MONOL(モノル)
長年の実績を誇る語学学校MONOL(モノル)は、フィリピン政府からESL推奨校として認定されており、その教育の質には定評があります。
MONOLの最大の特長は、厳格なEOP(母国語禁止ルール)と、豊富なマンツーマン授業を組み合わせたスパルタ式の学習プログラムです。休憩時間や食事中も含め徹底的に英語を使う環境と、個々のレベルやニーズに合わせた細やかな個別指導によって、短期間でも劇的な英語力向上が期待できます。
また、学習効率を高めるため、ジムやサウナといった充実した校内施設や、プライバシーに配慮された快適な寮を提供。学習だけでなく、健康的でストレスの少ない留学生活を過ごせるでしょう。
3ヶ月間で約60万円〜と費用対効果が高いので、本気で英語をマスターしたいという強い意志を持つ学生にとって、MONOLはまさに理想的な環境です。TOEICやIELTSといった試験対策にも強く、目標達成に向け徹底的にサポートする体制が整っています。
学校の名称 | MONOL(モノル) |
住所 | Purok 9,Tacay Road,Pinsao Proper,Baguio City,Philippines,2600 |
1コマの授業時間 | 50分 |
3ヶ月の費用 (滞在費・食事込) | 約60万円〜 |
https://www.ryugakucost.com/school/1108/
Baguio JIC(バギオ ジェイアイシー)
バギオ留学でIELTSやワーホリ準備、実践的な英会話力を身につけたい方に選ばれているのが、Baguio JICです。欧米への旅行や就職、移住など、その先を見据える学生が集まる「欧米への架け橋」として、質の高い英語教育を提供しています。
高い費用対効果が魅力の「チャレンジャー校舎」と、快適な生活環境重視の「プレミアム校舎」の2つがあり、目的に合わせたコース選択や、両校舎を組み合わせたハイブリッド留学も可能です。厳しい母国語禁止ルールとマンツーマン中心の指導、日本人スタッフのサポート体制で、集中的な英語学習環境を実現し、確実に英語力アップを実現できます。
費用は3ヶ月間の滞在で、約50万円〜です。
学校の名称 | Baguio JIC(バギオ ジェイアイシー) |
住所 | チャレンジャー校舎:73 Del Nacia Apt,Camp 7, Baguio City, Philippines プレミアム校舎:381 Purok 5, Dontogan, Baguio City Philippines |
1コマの授業時間 | 45分 |
3ヶ月の費用 (滞在費・食事込) | 約50万円〜 |
https://www.ryugakucost.com/school/1215/
バギオ留学にかかる費用の目安
バギオに留学する場合、学費以外にも食費や生活費、渡航費などがかかります。バギオ留学にかかる費用の目安を、項目別で以下の表にまとめました。
項目 | 3ヶ月 | 6ヶ月(半年) | 1年 |
学費・滞在費 | 約60~100万 | 約120~160万円 | 約200~280万円 |
食費 | 約4~8万円 | 約8~15万円 | 約15~25万円 |
生活費 | 約5~8万円 | 約10~15万円 | 約25~30万円 |
渡航費 | 約5~10万円 | ||
保険料 | 約3~6万円 | 約10~15万円 | 約20~25万円 |
合計 | 約77~132万円 | 約153~215万円 | 約265~370万円 |
フィリピンの語学学校は、学費の中に滞在費と食費が含まれているため、欧米の留学先と比較すると費用が圧倒的に安いです。その中でもバギオは、フィリピン国内でも学費が低い傾向にあります。
フィリピンに留学するためには、上記の他にSSP(就学許可証)やSSP E-Card(外国人登録証)など、証明書を何種類か取得しなければなりません。取得するにあたって申請料が発生するので、前述した金額とは別で計算し、準備を進めてください。
取得すべき証明書の種類や具体的な金額などは、滞在期間によって変動します。あらかじめ、留学先の学校に確認しておきましょう。
気になるバギオの治安
バギオは、フィリピン国内の他の主要都市と比較して、一般的に治安が良いとされています。地元の人々は親切で温厚な性格の人が多く、留学生も比較的安心して生活を送れるでしょう。
しかし、観光客が多く訪れる場所や、夜間の人通りの少ない場所などでは、スリや置き引きといった軽犯罪に注意が必要です。貴重品は常に身につけ、夜間の単独行動は避けるなど、基本的な防犯対策をしっかりと行ってください。
また、学校や滞在先のルールを遵守し、地域住民との良好な関係を築くことも、安全で快適な留学生活を送る上で大切です。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、すぐに学校のスタッフや現地の警察に相談するようにしましょう。
まとめ
フィリピン留学で本気で英語力アップを目指すなら、バギオは検討したい選択肢です。静かな環境で英語学習に集中したい方にとっては、まさに理想的な場所と言えます。
授業はマンツーマンレッスンが中心なので、費用を抑えつつ効率的な英語力向上を目指せるでしょう。母国語禁止ルールや外出制限などの規律はありますが、厳しい環境の中で英語を学びたいという意識の学生が多く集まり、飛躍的な英語力アップが期待できます。
ご自身が希望する留学生活に合うかを考えながら、バギオも候補の一つとして検討してみてください。