ご相談・ご質問(平日11~18時)
フィリピン物価ガイド!生活費を賢く管理する方法
2025.07.24記事

海外留学を検討する上で、現地の物価や生活費は気になるポイントですよね。 特にフィリピンは生活費を抑えながら質の高い英語が学べる留学先として人気を集めていますが、具体的にどれほどの生活費がかかるのでしょうか? …
海外留学を検討する上で、現地の物価や生活費は気になるポイントですよね。
特にフィリピンは生活費を抑えながら質の高い英語が学べる留学先として人気を集めていますが、具体的にどれほどの生活費がかかるのでしょうか?
本記事では、フィリピンの物価が安い理由や都市ごとの違い、実際の生活費の目安を項目別に解説します。あわせて、生活をより快適にするための便利なアプリやツールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
フィリピンの物価って実際どうなの?
フィリピン留学を検討している方は、やはり現地の物価が気になりますよね。
ここでは、フィリピンの物価がなぜ安いのか、そして都市ごとにどれくらいの差があるのかを解説します。
フィリピンの物価が安い理由をチェック!
フィリピンは、留学生にとって「物価が安い国」というイメージを持たれることが多いです。実際、生活費や外食、交通費など多くの面で日本よりコストを抑えられるのが大きな魅力です。基本的には日本の3分の1程度の物価と言われています。
なぜフィリピンではこれほど物価が安いのでしょうか?
大きな理由のひとつは、現地の賃金水準が日本に比べて低いことです。人件費が安いことで、レストランでの食事代や公共交通機関の利用料、生活サービス全般の価格も抑えられています。また、フィリピンは国産の食材や日用品が多く、輸送コストがかからないため、地元向けの商品は特に安価に提供される傾向があります。
加えて、電気代やガス代などのインフラ料金も、日本より安く設定されていることが多いです。そのため、日常生活全体にかかるコストが自然と低くなり、限られた予算でも充実した生活ができるのです。
しかし、現在では首都のマニラを中心にフィリピンでも物価が上がっています。インフレの影響を受けて、マクドナルドなどでは日本より高い商品もあり、地域によっても物価に差があります。
都市ごとの物価差ってどれくらい?
フィリピンは都市によって物価に大きな違いがあります。特に、マニラやセブなどの都市部と、地方の都市では生活費に差が出ます。
マニラやセブといった主要都市は、外国人や観光客向けの施設が多く、物価が比較的高い傾向です。一方、地方都市はその分安く、食費や交通費、日用品など多くの出費を抑えられます。
交通費も大きな差があります。タクシーの初乗りは40〜70ペソ (約80〜150円)程度が相場ですが、地方ではもう少しコストを抑えられる場合もあるでしょう。
また、一人暮らしの家賃についてもマニラの1DKや1LDKは約4万円が相場ですが、フィリピンの田舎エリアであれば約1.5万円程度で借りることもできます。
フィリピンでの生活費、実際のところどうなる?
ここでは、フィリピンでの生活費の実情を、食費・交通費・住居・雑費・娯楽費の5項目に分けてご紹介します。
食費を安く済ませる方法とおすすめメニュー
フィリピンの食費は、日本に比べてとてもリーズナブルです。ローカル食堂や屋台では、1食100~300円ほどでお腹いっぱいになれます。フィリピン風焼きそばやスープ、おかずなどを気軽に楽しめるうえに、現地の雰囲気も味わえるのが魅力です。
一方、モール内のレストランではやや高めで、1食あたり400~700円ほどかかることもあります。外食が続くと費用がかさむので、ローカル食堂や学校の食事をうまく利用すると良いでしょう。週に数回でも自炊を取り入れることで、さらに節約することができますよ。
交通費ってどれくらいかかるの?お得な移動方法
フィリピンの交通費も日本より安く抑えられます。ジプニーは一回あたり16~30円程度、トライシクルも20〜30円ほどと、かなり安く利用できます。バスは30~70円、タクシーの初乗りは100円前後が一般的です。地方ではさらに料金が下がることもあります。
ただし、安全面には注意が必要です。特に夜間はジプニーではなく、配車アプリや信頼できるタクシーを利用するなど、安全を優先した移動手段を選びましょう。
住む場所による家賃の差とお得なエリア選び
フィリピンの家賃は都市によって差があります。マニラやセブなどの都市部では、ワンルームのアパートで月3.5万〜6.5万円程度。一方、地方都市では月1.5万〜2.5万円程度で、清潔な住まいを見つけることができます。
また、語学学校の寮やホームステイを選べば、家賃だけでなく光熱費や食費も含まれている場合が多いです。初めての留学で不安な方には、こうした選択肢もおすすめです。
日用品や雑費、どれくらいかかる?
日用品や雑費の費用も抑えやすいのが、フィリピン生活の特徴です。シャンプーやボディソープなどの生活用品は100~300円程度で購入でき、文房具や洗剤なども手ごろな価格で手に入ります。必要最低限の支出で済ませることができるため、節約しやすい環境といえるでしょう。
通信費についても、携帯SIMカードは月800〜1500円程度が相場です。多くの学校やカフェではWi-Fiが利用できるため、通信費を最小限に抑えることも可能です。
交通費・食費・日用品などを合わせた雑費全体としては、月に約3万円〜5万円ほどが目安になります。
ただし、すべてが日本より安いというわけではありません。日本製のスキンケア用品やインスタント食品、輸入のお菓子などは、現地では高級品扱いになることもあります。日本と同じ、あるいは少し割高になる場合もあり、日常的に使うには負担が大きくなるかもしれません。
遊びにかかる費用はどれくらい
フィリピンでは、手頃な価格でさまざまなレジャーを楽しむことができます。アイランドホッピングやスノーケリング、ショッピングモールでの買い物など、気軽に楽しめるアクティビティがたくさんあります。
これらを週末に取り入れる場合、月あたりの娯楽費は約4万円〜8万円を見込んでおくと安心です。遊びすぎて生活費を圧迫しないように、週ごとの予算を決めておくと良いでしょう。
また、フィリピンは美しいビーチリゾートが多く、週末や連休には観光地への小旅行を楽しむ留学生も少なくありません。ボホール島やパラワン島などは、日常を離れてリフレッシュできるリゾート地として人気があります。1泊3.000〜10.000円程度で宿泊可能なホテルが多く、グループで行けばさらにコストを抑えられるでしょう。
フィリピン生活をもっと便利に!使えるアプリとツール
留学中の生活を快適にするためには、スマートフォンのアプリを上手に活用することが大切です。ここでは、家計管理や通貨換算、移動手段、食事、コミュニケーションに役立つアプリをご紹介します。
おすすめの家計簿アプリで賢く管理
現地での出費を管理するには、日本語でも使える家計簿アプリが便利です。
中でも家計簿アプリ「Zaim(ザイム)」は、支出項目ごとに金額を記録でき、ペソでの支払いも手軽に管理できます。毎日の生活費を記録していくことで、どのくらい使っているかが一目でわかり、節約にもつながりますよ。
そのほかにも家計簿アプリ「マネーフォワード ME」は日本での利用者も多く、銀行口座やクレジットカードとの連携機能に優れています。現地でクレジットカードを使用した際も支出を可視化できるので、お金の使いすぎを防止できるでしょう。
予算管理が簡単にできる便利ツールを紹介
ここからはさらに詳しく、フィリピンで使うと便利なツールをご紹介します。
Zaim(ザイム)
前述の通り、日本語対応で使いやすく、留学生の間でも人気の家計簿アプリです。
また、家計簿機能だけでなく、通貨のカスタム入力も可能です。ペソで支払った金額を日本円で換算し、視覚的に支出のバランスを確認できます。1週間、1か月単位での集計もできるため、留学期間中の予算管理にも最適です。
通貨コンバーターCurrency
シンプルで使いやすい通貨換算アプリです。リアルタイムの為替レートを自動で反映し、必要な通貨だけを選んで表示することができます。
フィリピンペソと日本円を登録しておけば、買い物や外食のたびにすぐ確認できるので、感覚的にお金の価値を掴みやすくなりますよ。
Currency Converter Plus
Currency Converter Plusは、見やすいデザインと多通貨対応が特徴の換算アプリです。
ペソ、円、ドルなど複数の通貨を同時に比較できるため、周辺国への旅行時にも重宝するでしょう。為替グラフ機能も搭載されており、長期滞在中にレートの変化を把握しておきたい方にもおすすめです。
まとめ:フィリピンでお得に暮らすためのポイント
これまで、フィリピンの物価や生活費、日常生活に役立つアプリについてご紹介してきました。最後に、これらの情報を踏まえ、フィリピンで快適に、そして賢く暮らすためのポイントをあらためて整理します。
物価を理解して賢く生活費をコントロール
フィリピンは日本に比べて物価が安く、特に食費や交通費、家賃などの面でコストを抑えやすい環境が整っています。ただし、すべてが一律に安いわけではなく、日本と同じくらいの価格、あるいはそれ以上になるものも存在します。
また、都市によって物価に差がある点にも注意が必要です。マニラやセブの中心部では家賃や外食費がやや高めですが、地方都市では全体的にコストを抑えられる傾向にあります。
自分のライフスタイルや学習目的に合った都市を選ぶことで、より満足度の高い留学生活につながるでしょう。
準備をしっかりして、快適なフィリピン生活を楽しもう!
留学生活をよりスムーズに、安心してスタートするためには、事前の情報収集と準備がとても大切です。特に物価や生活費の目安を把握しておくことで、必要な予算を明確にし、現地での不安を減らすことができます。
また、到着後すぐに役立つアプリをあらかじめインストールしておけば、交通機関の利用や食事の注文、支出管理などがスムーズに進みます。
現地の生活習慣やルールを理解しておくことで、トラブルを避けながら、よりフィリピンの文化や人々に溶け込むことができるでしょう。
さいごに
フィリピンは、物価の安さと温暖な気候、親しみやすい国民性から、多くの留学生に選ばれてきました。
都市や生活スタイルによって必要な費用は異なりますが、適切な準備と工夫を重ねることで、安心かつ充実した留学生活を送ることが可能です。
今回ご紹介した生活費の目安やアプリの活用法が、留学を具体的に考える上での参考になれば幸いです。