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フィリピン留学における繁忙期の特徴と対策4つ
2025.12.17記事
「フィリピン留学に行きたいけど、いつが混むんだろう?」「できれば費用を抑えて、快適に勉強したい」
そんなふうに考えていませんか?
実は、フィリピン留学には明確な繁忙期があり、その時期を知らずに申し込むと、費用が高くなったり希望の授業が取れなかったりする可能性があります。逆に言えば、繁忙期の特徴を理解して対策を立てれば、予算を抑えながら質の高い留学を実現できるでしょう。
この記事では、フィリピン留学の繁忙期がいつなのか、なぜ混雑するのか、そして賢く留学するための具体的な対策をご紹介します。計画的に準備を進めて、あなたにとってベストなタイミングで留学を成功させましょう。
フィリピン留学の繁忙期はいつ?

フィリピン留学の繁忙期は、大きく分けて「日本人の休暇時期」と「現地の気候」の2つの要因によって決まります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
日本人が集中する時期
フィリピンの語学学校には日本人留学生が多く、日本の休暇シーズンに合わせて留学者が集中します。具体的には以下の時期です。
| 時期 | 期間 | 主な留学者層 |
|---|---|---|
| 春休み | 2月下旬〜3月 | 大学生、高校生、転職前の社会人 |
| ゴールデンウィーク | 4月末〜5月初旬 | 社会人(短期留学) |
| 夏休み | 7月〜9月 | 大学生、社会人、親子留学 |
| 年末年始 | 12月下旬〜1月上旬 | 社会人(短期留学) |
特に2月〜3月の春休みシーズンと7月〜9月の夏休みシーズンは、留学生がもっとも集中する時期です。大学生や転職活動前の社会人が長期留学を計画するため、語学学校の予約が早い段階で埋まってしまうことも少なくありません。
また、ゴールデンウィークや年末年始は短期留学を希望する社会人が増え、1〜2週間の短期コースも混雑しやすくなります。
現地の季節・天候による混雑
フィリピンには大きく分けて「乾季」と「雨季」があり、気候によっても留学者数が変動します。
| 季節 | 期間 | 特徴 | 混雑度 |
|---|---|---|---|
| 乾季 | 11月〜5月 | 晴天が続き過ごしやすい | 高い |
| 雨季 | 6月〜10月 | スコールが多いが勉強には支障なし | 低い |
乾季(特に12月〜4月)は気候が安定しており、観光も楽しめるため、留学希望者が増える傾向にあります。一方で雨季は避けられがちですが、実際には午後のスコールが中心で、授業や学習には大きな影響がありません。むしろ学校が空いているため、マンツーマン授業の予約が取りやすいというメリットがあります。
つまり、日本の長期休暇と乾季が重なる2〜3月、7〜8月がもっとも混雑する繁忙期と言えるでしょう。
フィリピン留学が繁忙期に混み合う理由

なぜ繁忙期には語学学校がこれほど混雑するのでしょうか。その背景には、留学者側と学校側の両方に理由があります。
学生の長期休暇と重なる
日本の大学生や高校生にとって、フィリピン留学は春休みや夏休みを利用した絶好の機会です。特に、就職活動前にTOEICスコアを上げたい大学3年生や、転職前のスキルアップを目指す社会人が、この時期に集中します。
また、1〜2か月の留学となると、社会人は取得できる長期休暇は限られているため、どうしても大型連休に集中せざるを得ないという事情もあるでしょう。
社会人の有給取得タイミングが重なる
社会人の場合、年度の切り替わりやプロジェクトの合間など、有給休暇を取りやすいタイミングが限られています。特に以下の時期は休暇が取りやすいため、留学希望者が集中しやすいです。
| 時期 | 理由 |
|---|---|
| 2月〜3月 | 年度末でプロジェクトがひと区切りつく |
| 8月 | 夏季休暇 |
| 12月 | 年末年始休暇 |
このように、多くの社会人が同じタイミングで休暇を取るため、語学学校の予約が殺到するのです。
授業枠が増えにくいという学校の事情
「繁忙期だけ講師を増やせばいいのでは?」と思うかもしれませんが、実際にはそう簡単ではありません。語学学校には以下のような制約があります。
講師の採用・教育に時間がかかる
フィリピンの語学学校では、講師の質を保つために厳しい採用基準とトレーニングを実施しています。繁忙期だけ一時的に講師を増やすことは、質の低下につながるため避けられているのです。
教室や自習スペースに物理的な限界がある
マンツーマン授業が中心のフィリピン留学では、一人ひとりに個室やブースが必要です。建物のキャパシティには限界があるため、受け入れられる生徒数にも上限があります。
寮の部屋数が固定されている
多くの語学学校は学生寮を併設していますが、部屋数は限られています。繁忙期には早い段階で満室になり、希望の部屋タイプが選べなくなるでしょう。
このように供給側の制約があるため、繁忙期には需要と供給のバランスが崩れ、混雑や費用の高騰が起こるのです。
フィリピン留学を繁忙期に申し込むデメリット

繁忙期の留学には、いくつかの明確なデメリットがあります。事前に理解しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。
学費・航空券の費用が高騰する
繁忙期は、語学学校の学費が通常より高く設定されることがあります。同じく航空券も需要が増えるため、価格が大幅に上昇するでしょう。
| 費用項目 | 閑散期 | 繁忙期 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 学費(1か月) | 15〜20万円 | 18〜25万円 | +3〜5万円 |
| 航空券(往復) | 4〜6万円 | 8〜12万円 | +4〜6万円 |
| 合計 | 19〜26万円 | 26〜37万円 | +7〜11万円 |
上記のように、1か月の留学でも閑散期と繁忙期では総額で7〜11万円程度の差が生じることがあります。2か月、3か月と期間が長くなればなるほど、この差はさらに大きくなるでしょう。同じ期間・同じ内容の留学でも、時期を選ぶだけで大幅に費用を抑えられるのです。
人気講師・授業枠が取りにくい
フィリピン留学の大きな魅力は、マンツーマン授業で自分に合った講師を選べることです。しかし、繁忙期には生徒数が増えるため、「評判の良い人気講師のスケジュールがすぐに埋まる」「希望する時間帯の授業枠が取れない」「講師の変更が難しくなる」というような問題が起こるでしょう。
特に、発音がきれいな講師や、ビジネス英語に強い講師などは予約が集中します。せっかく留学しても、「思っていた講師と授業ができなかった」という不満に繋がりかねません。
寮が満室になりやすい
多くの留学生は、学校併設の寮に滞在します。繁忙期には寮が満室になり、以下のような問題が生じやすいです。
| 問題点 | 詳細 |
|---|---|
| 希望の部屋タイプが選べない | 1人部屋を希望しても、2人部屋や4人部屋しか空いていないことがある |
| 外部ホテル滞在を余儀なくされる | 学校の寮が満室で提携ホテルに滞在する必要があり、費用が増える |
| ルームメイトとの相性問題 | 複数人部屋になると、生活リズムや価値観の違いでストレスを感じることがある |
特に集中して勉強したい方にとって、1人部屋が確保できないことは大きなデメリットです。
フィリピン留学の繁忙期を避ける・乗り切る対策4つ

繁忙期のデメリットを理解したうえで、どのように対策すれば良いのでしょうか。ここでは、賢く留学を成功させるための4つの具体的な方法をご紹介します。
① 早期予約で費用と部屋を確保する
どうしても繁忙期に留学する必要がある場合は、できるだけ早く予約することが重要です。早期予約には、以下のようなメリットが期待できます。
- 航空券が安い時期に購入できる(出発の2〜3か月前が目安)
- 希望の部屋タイプ(1人部屋など)を確保できる
- 人気の語学学校でも枠を確保できる
- 早期割引を実施している学校なら費用を抑えられる
目安として、春休み(2〜3月)や夏休み(7〜9月)の留学を計画する場合は、少なくとも3〜4か月前には予約を完了させることをおすすめします。また、航空券は出発日が近づくほど高騰するため、留学先が決まったらすぐに予約することで数万円単位で節約できるでしょう。
② 渡航時期をずらしてオフピークを狙う
もし渡航時期を選べるなら、繁忙期を避けてオフピーク(閑散期)に留学することがもっともコストパフォーマンスの高い選択です。
| 時期 | 理由 |
|---|---|
| 4月 | 春休みが終わり、GW前で空いている。気候も良好 |
| 5月中旬〜6月 | GW後で留学生が減少。雨季に入るが学習には支障なし |
| 10月〜11月 | 夏休みが終わり、年末前でもっとも空いている。乾季に入り快適 |
特に10月〜11月はもっともおすすめの時期です。雨季が終わり乾季に入るため気候が快適で、学校も空いているため、質の高い授業を受けられるでしょう。社会人なら有給休暇を戦略的に使って、これらの時期に1〜2か月の留学を組むことで、費用を大幅に抑えながら効果的に学習できます。
③ スケジュールに柔軟な学校を選ぶ
語学学校によって、繁忙期の対応や柔軟性は大きく異なります。以下のようなポイントをチェックして、学校を選びましょう。
- 毎週月曜入学が可能か(自分のタイミングで入学できるか)
- マンツーマン授業の数や内容を調整できるか
- 一時的な講師採用をせず、質を保っているか
また、大規模校より中小規模の学校のほうが、繁忙期でも一人ひとりに対応しやすい傾向があります。生徒数が少ないため講師との距離が近く、きめ細かいサポートが受けられるでしょう。
④ 授業内容より講師の質を優先して選ぶ
留学の成果は、カリキュラムよりも「誰に教わるか」で大きく変わります。繁忙期には授業枠が限られるため、以下のポイントを意識しましょう。
- 講師の経験年数が3年以上か
- 専門分野が目的に合っているか(ビジネス英語、TOEIC対策など)
- 合わない場合に変更が可能か
上記は、学校やエージェントへの問い合わせ、口コミの確認などでリサーチしましょう。なお、繁忙期でも早朝や夕方の時間帯は比較的空いていることがあります。朝型の生活リズムに切り替えることで、人気講師の授業を受けやすくなるでしょう。
まとめ:LALALAで留学を成功させよう
フィリピン留学の繁忙期は、日本の長期休暇と現地の乾季が重なる2〜3月、7〜9月、12月末〜1月初旬です。この時期は留学生が集中するため費用が高くなり、希望の授業や部屋が取りにくくなります。
しかし、早期予約、渡航時期の調整、学校選び、講師の質重視という4つの対策を実践すれば、繁忙期でも快適で効果的な留学が実現できるでしょう。あなたの目標やスケジュールに合わせて、最適なタイミングを見つけてください。
LALALAでは、あなたの希望に合わせた留学プランのご提案や、学校選びのサポートを行っています。「どの時期がベストか分からない」「予算内で最大限の効果を出したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。賢く計画して、後悔のないフィリピン留学を実現しましょう!