フィリピン大学留学の費用・入学条件・生活を徹底解説

2025.07.15記事

英語圏でありながら、学費や生活費を抑えて本格的な海外大学留学が目指せるフィリピン。欧米留学と比べてハードルが低く、初めての海外進学先としても注目を集めています。授業は基本的に英語で行われ、アジアを中心とした多国籍な学生と学べる点も大きなポイント。

本記事では、フィリピン大学留学の特徴から人気専攻、費用感、生活のリアルまでを分かりやすく解説します。

フィリピン大学留学の特徴と魅力

フィリピンの大学留学は、「英語で学びたい」「費用を抑えたい」「国際的な経験を積みたい」というニーズを持つ学生に人気です。欧米と比べて留学コストが抑えられる点に加え、英語教育の質や留学生向けのサポート体制も整っており、実践的な学びを求める人にとって魅力的な選択肢となっています。

英語で学べる環境が整っている

フィリピンの大学は英語で授業が行われるため、語学力が上達しやすいです。

 

講義を聞く、課題に取り組む、ほかの学生と議論するなど、大学生活のあらゆる場面で英語を使用し、実践的な英語力が自然と身につきます。さらにフィリピンの大学には、韓国、中国、ベトナム、インドなど、アジアをはじめとするさまざまな国から留学生が集まるため、英語だけでなく、他国の母語や文化に触れる機会も豊富です。

 

多様な言語が飛び交う国際的な環境は、グローバルなコミュニケーション能力向上にも繋がるでしょう。

欧米よりも学費・生活費が圧倒的に安い

フィリピンの大学留学は、欧米と比較して学費・滞在費の両面で大幅にコストを抑えられる点が大きなメリットです。

 

フィリピンの学費は欧米諸国の大学と比較して、年間授業料が5〜3分の一程度に抑えられている場合も少なくありません。国公立大学はもちろんのこと、私立大学であっても、日本や欧米の大学と比較すると学費が大幅に安い傾向にあります。学費が安いことで経済的な負担は軽減され、学業や課外活動に専念できるでしょう。

奨学金制度を設けている大学であれば、さらに費用を抑えられます。

 

生活費についても、家賃・食費・交通費を合わせて月5〜10万円程度に収まるケースが多く、長期留学でも経済的負担を軽減しやすいのが特徴。費用面の不安を減らしながら、海外での大学生活を実現できます。

国際色豊かな学生交流ができる

多様なバックグラウンドを持つ学生が集まることで、活発な異文化交流が日常的に行われます。

 

異なる文化や価値観を持つ学生たちとの交流は、自身の視野を広げ、固定観念を打ち破り、国際的な感覚を養ううえで非常に貴重な経験となるでしょう。また、グループワークや共同生活、課外活動を通して、さまざまな文化的背景を持つ人々と協力し、互いを理解し合う力を身につけられます。

 

これは、グローバル化が急速に進む現代社会において、不可欠なスキルです。

フィリピンの大学で学べる人気専攻の傾向

フィリピンの大学では、主に次のような分野を学べます。

分野・専攻名特徴
人文科学文学、哲学、歴史学、コミュニケーション学、言語学、政治学、社会学、心理学など
社会科学経済学、政治学、社会学、心理学、人類学、国際関係学など
観光(Tourism)観光業・ホスピタリティ、レストランマネジメント、料理など
看護(Nursing)海外就職にも強く、フィリピンの主要な輸出産業のひとつとされる分野
情報技術(IT)コンピュータサイエンス、情報技術、情報システムなど、IT関連の分野
教育(Education)小学校〜高校教師を目指すコース
工学土木工学、電気工学、機械工学、化学工学、工業工学、コンピュータ工学など
経営学(Business Administration)会計、マーケティング、財務、起業など
医学(Medicine)医学、薬学、医療技術学、理学療法学など
環境科学(Environmental Science)地学、海洋学、地理学、古生物学など

フィリピンの大学では、多彩な分野や学部が用意されています。特に、ビジネス関連、IT関連、看護学部、観光・ホスピタリティ関連の学部などは、国際的な需要も高く、留学生にも人気です。

 

英語での授業が中心で、実践的なカリキュラムや国際資格への対応も魅力でしょう。留学を通じて、将来のキャリアにも繋がるはずです。

フィリピン大学留学にかかる費用の目安

フィリピンの大学留学は、欧米留学と比べて費用を大幅に抑えられる点が大きな強みです。ただし、大学の種類や専攻分野によって必要な費用には幅があります。学費だけでなく、生活費とのバランスを理解しておくことが大事です。

学費の相場と大学ごとの違い

フィリピンの大学の学費は、年間およそ30万円〜100万円前後が一般的な目安となります。ただし、大学の知名度や設備レベル、カリキュラム内容によって金額には大きな差が生じます。

首都圏や大都市にある大学ほど学費が高くなる傾向があり、地方都市の大学は比較的リーズナブルに設定されているケースが多いです。また、海外留学生向けのプログラムでは、現地学生よりも若干高めの授業料が設定されることもあります。

国立大学と私立大学の費用比較

フィリピンの大学の学費は、国公立大学と私立大学で大きく異なります。国公立大学の年間の学費は学部や学科によりますが、一般的に5〜15万円程度と非常に安価です。

 

ただし、入学難易度が高い場合や、外国人留学生の受け入れ枠が少ない場合もあります。私立大学の学費は国公立大学よりも高くなりますが、それでも日本の私立大学と比較すると大幅に安いです。年間の学費は、およそ30〜50万円程度。医学部や歯学部などの専門分野は、ほかの学部に比べて学費が高く設定されています。

専攻分野による費用の差

フィリピンの大学では、専攻分野によって学費が大きく異なります。

 

経営や観光学などの文系分野は比較的学費が抑えられており、留学生にも人気の高い選択肢となっています。一方、医学、看護学、IT系の学部は、実験設備や専門機材が必要となるため、授業料が高めに設定されるケースが多いです。特に医療系学部は、他分野と比べて倍以上の費用がかかるケースも見られます。

生活費・滞在費・交通費の目安

学費以外にも、フィリピンでの留学生活には滞在費や食費など、さまざまな費用がかかります。事前にしっかりと把握し、資金計画を立てておくことが重要です。

項目費用の目安
滞在費約3~6万円/月
食費約2~3万円/月
生活費約1~3万円/月
渡航費約4~7万円
保険料約5,000~1.5万円/月

費用はあくまで目安であり、個人の生活スタイルや選択する滞在方法(大学の寮、アパート、コンドミニアムなど)によって大きく異なります。

 

また食費は、自炊中心か外食中心かによって大きく変動するでしょう。費用を抑えたい方は、ハイシーズンを避けて航空券を購入する、現地での生活を節約するなどの工夫が大切です。

寮・シェアハウス・アパートの違い

フィリピン留学では、学生寮・シェアハウス・アパートといった住居形態から選ぶのが一般的。

 

学生寮は家具付きで光熱費込みのケースが多く、費用の安さと手続きの手間が少ない点が安心です。シェアハウスは家賃を抑えながら他国の留学生と交流しやすい選択肢と言えます。

 

アパートはプライバシーを重視したい人に向いていますが、費用が寮やシェアハウスと比べて高くなり、契約やライフラインの管理は自己責任になる点に注意が必要です。

居タイプ月額費用目安特徴
学生寮約30,000〜60,000円家具付き、光熱費込みが多い
シェアハウス約20,000〜60,000円家賃が抑えやすく交流が生まれやすい
アパート約40,000〜100,000円自由度が高いが自己管理が必要

費用だけでなく、通学時間やセキュリティ面、生活のしやすさも含めて総合的に判断することが大切です。

食費・通信費・その他の出費

フィリピンでの食費は、ローカル食堂や学食を中心に利用すれば食費は比較的安く済みますが、ショッピングモール内のレストランを頻繁に利用すると支出は増えます。

 

通信費はプリペイドSIMを利用するのが一般的で、月数千円でデータ通信が可能です。その他にも洗濯代や日用品、交際費などの細かな出費も積み重なりやすいため、ざっくりとした月額目安を把握し、費用を抑えられるように意識しましょう。

奨学金制度や費用を抑えるコツ

フィリピン大学留学では、大学独自の奨学金や、渡航前に申請できる民間団体の支援制度を活用できる場合があります。

 

成績優秀者向けの学費減免制度が用意されている大学もあり、条件が合えば大きな負担軽減が可能です。加えて、地方都市の大学を選ぶ、寮生活を活用する、外食の頻度を抑えるといった工夫も効果的。

事前に費用シミュレーションを行い、無理のない予算計画を立てましょう。

フィリピン大学の入学条件と必要な準備

フィリピンの大学に進学する場合、国内進学とは異なる出願条件や書類準備が求められます。事前準備の遅れは出願チャンスを逃す原因にもなりやすいため、早い段階で必要要件を確認しておくことが重要です。学歴の証明書や英語力の証明、各種申請書類など、計画的な準備が合格への近道となります。

出願資格と必要書類

学歴・成績証明書の要件

フィリピンの大学に入学するためには、高校を卒業していることが基本条件です。 出願時には、日本の12年制教育課程を修了している証明として、卒業証明書や成績証明書の提出が必要。フィリピンではK-12制度(幼稚園から高校卒業までの13年間を初等・中等教育とする制度)が導入されており、日本の高等学校卒業資格は「Senior High School」に相当するとみなされます。 日本の高校卒業資格は問題なく受け入れられますが、書類の英訳が必要になる点に注意しましょう。

 

高校教員からの推薦状は、フィリピンの大学への出願時に必要とされる重要な書類のひとつです。例えば有名大学や、看護や医学、教育学部など一部の学部では、学力や人物面を証明する目的で提出が求められます。推薦状は、日本の高校教員に英語で作成してもらうことが一般的です。学習態度やリーダーシップなど具体的なエピソードを含めると、評価が高まります。推薦状の形式や提出方法については、各大学の指示に従って準備を進めましょう。

英語力(TOEFL・IELTSなど)の基準

フィリピンの大学では授業が基本的に英語で行われるため、入学には一定レベルの英語力が必要です。TOEFL iBTで60点以上、またはIELTSで5.5以上を目安とする大学が多く、より難関の大学ではそれ以上のスコアが求められることもあります。 ただし、大学によっては附属の語学学校で英語集中コースを受講することによって、スコアが足りなくても条件付きで入学が許可されるケースも。事前に各大学の要件を確認しておきましょう。

入試・面接・出願スケジュールの流れ

出願から入試・面接までの基本的な流れは以下の通りです。

出願から合格までの一般的な流れ

出願から合格までの流れは、オンラインでの願書提出から始まるケースが主流です。その後、書類審査が行われ、条件を満たしていればオンライン面接や追加試験の案内が届きます。

入学選考として、入学試験を実施する学校と、書類審査(高校の成績、英語スコア、推薦状など)のみで合否を決定する学校があります。入学試験の内容は大学や学部によって異なり、科目は英語、数学、一般教養などさまざまです。志望校の入試制度を事前に確認し、自分の状況に合った大学を選びましょう。入試がある場合は、過去の入試問題などを参考に、入念に準備を進めてください。

 

面接では志望動機や将来目標、学習意欲などを英語で問われることが多く、事前準備が結果を左右します。面接通過後に合格通知が発行され、入学金の支払いをもって正式な入学許可が確定する流れとなります。

日本から手続きを進める際の注意点

日本から出願手続きを進める場合、書類の郵送期間や時差による連絡遅延を考慮する必要があります。特に原本提出が必要な書類は、国際郵便の配送期間を見越して早めに準備しておくべきです。

 

また、大学とのやり取りは基本的に英語で行われるため、メールの内容を誤解しないよう注意が必要となります。不安がある場合は、留学エージェントや学校担当者に確認しながら進めることで、ミスを防ぎやすくなります。

学生ビザの取得方法と注意事項

日本から出願手続きを行う際は、国際郵便の配送遅延に備え、原本書類は締切の2〜3週間前には発送準備を済ませておくことが重要。また、時差(約1時間)による返信のズレも考慮し、メールは余裕を持って送信することが望ましいです。

 

英語でのやり取りでは表現の誤解や確認不足が起こりやすいため、不明点は曖昧にせず都度質問して正確な情報を伝えましょう。ほかにも、書類の記入ミス・署名漏れのチェック、ビザ関連書類の同時並行準備などを意識することで、手続きトラブルのリスクを大きく減らせます。

フィリピンでの大学生活と学生支援

フィリピンの大学生活は、日本とは異なる学習スタイルや、授業以外のプロジェクト型学習や課外活動を通じて実践的な力を養える点が特徴的です。

留学生向けのサポート制度が充実しており、海外生活が初めての人でも安心して学びに集中できる体制が整っています。

授業スタイルと学習環境

フィリピンの大学では、座学中心ではなく、意見交換や発表を重視した授業スタイルが一般的。講義中も学生が積極的に発言することが求められ、プレゼンテーションやグループワークの機会も多いです。

 

単なる知識のインプットではなく、自分の考えを英語で伝える力を養うカリキュラムが構築されています。

キャンパス内には図書館や自習スペース、パソコンルームなどが整い、放課後も集中して学べる空間を用意。静かな学習エリアと交流スペースが分かれているので、メリハリのある学生生活を送れます。

少人数クラスとディスカッション中心の授業

多くの大学では8人~12人程度の少人数クラス制を採用しており、一人ひとりの発言機会をしっかり確保。教授との距離が近く、質問や相談がしやすい点は英語力向上を目指す上で大きなメリットです。

 

授業ではディスカッションが頻繁に行われ、他国の学生と意見を交わすことで、語学力だけでなく論理的思考力も鍛えられます。テーマはビジネス、社会問題、環境課題など幅広く、リアルな話題をもとにした実践型授業が中心。受け身ではなく、参加型で学ぶ姿勢が自然と身につく学習スタイルとなっています。

現地学生との共同プロジェクト

フィリピンの大学では、現地学生と留学生が一緒に課題に取り組む共同プロジェクトが数多く用意されています。

 

例えば、地域社会の課題解決をテーマにしたフィールドワークや、ビジネスプランを作成するチーム課題などが代表的。異なる文化や価値観を持つ学生と協力することで、国際的なコミュニケーション力が自然と身に付きます。

普段の授業では得られない実践力を養える貴重な経験となります。

生活環境と治安の実態

フィリピンでの大学生活は、利便性と注意点が混在するバランス型の生活スタイル。

 

都市部の大学周辺にはショッピングモールや飲食店、カフェが多く、日常生活に困る場面はほとんどありません。ただし、場所によっては強盗やスリなどの軽犯罪は発生しているため、夜間の外出を控えるなどの基本的な防犯意識が必要です。

大学周辺は比較的安全に整備されているケースが多く、警備員が常駐している校舎も珍しくありません。生活エリアを正しく選ぶことで、安心感のある留学生活を送ることが可能になります。

寮生活・食事・交通事情

学生寮はキャンパス内または大学近隣に設置されていることが多いため、通学途中で迷ったり、通学自体が負担になることはありません。

 

部屋は複数人でのシェアタイプが主流で、交流が自然と生まれる生活スタイル。食事は学食や近隣のレストラン、屋台など選択肢が豊富で、外食中心の生活になりやすい傾向があります。

 

移動手段としてはジプニーやバス、配車アプリが一般的で、短距離であれば安価に移動可能。交通量が多い時間帯は渋滞が発生しやすいため、時間に余裕を持った行動が重要です。

留学生が多いエリアの安全性

留学生が多く集まるエリアは、治安対策が比較的強化されている傾向があります。

 

大学周辺や主要都市の一部エリアでは警備員や監視カメラが設置され、パトロールも定期的に実施されているケースが一般的。外国人向けのレジデンスや寮が集中している地域は、飲食店やスーパー、医療施設なども安全性は担保されており、生活しやすさを感じやすいポイントです。

 

ただし、スリや置き引きなどの軽犯罪はゼロではないため、貴重品の管理や夜間の単独行動を避けるなどの基本意識は欠かせません。

サポート体制と留学生向けサービス

多くのフィリピンの大学では、留学生専用のサポート窓口が設けられており、ビザ手続きの案内や、住居の相談、病院の紹介など、生活面や学習面の相談が可能です。

 

さらに、オリエンテーションや交流イベントが定期的に開催され、留学生同士や現地学生とのつながりを作りやすい仕組みが整っています。

初めての海外生活でも、安心感を持って学業に集中できる環境づくりを、どの大学も力をいれています。

フィリピン大学留学のメリット・デメリット

 フィリピン大学留学には、費用面や学習効率の良さといった魅力的なポイントがある一方で、日本とは異なる文化や生活スタイルに戸惑う場面も少なくありません。メリットとデメリットの両面を事前に理解しておくことで、実際の留学生活に対するギャップを最小限に抑えられます。

メリット:費用対効果の高い国際教育

フィリピンの大学留学は、欧米圏と比べて学費や生活費を大きく抑えられる点が大きなメリットです。同じ英語圏でありながら、授業の質やカリキュラム水準は高く、コストに対する学習効果を実感しやすい留学先といえます。

 

少人数制クラスやディスカッション中心の授業により、発言力や論理的思考力も自然と鍛えられます。限られた予算でも本格的な英語教育と専門知識の習得を両立できるため、費用面で不安を感じている人にとって、フィリピン留学は現実的な選択肢といえるでしょう。

英語力と国際感覚の両方を伸ばせる

フィリピンの大学には多国籍の学生が集まり、日常的に英語を使う生活が当たり前の環境が整っています。

 

授業中だけでなく、グループワークや課外活動、寮生活を通じて英語を使う機会が非常に多いので、実践的な語学力を鍛えやすいです。さらに、異なる文化や価値観を持つ学生同士で意見交換を行うことで、国際的な視野も自然と広がります。

語学力と同時に多文化理解力を養えることは、国内では得にくい貴重な経験となります。

グローバルキャリアへの足掛かりになる

フィリピン大学留学で得られる経験は、将来のキャリア形成においても大きな武器になります。

 

英語で専門分野を学んだ経験は、外資系企業や海外関連職種への就職活動で高く評価されるケースが多いです。さらに、現地でのインターンシップやボランティア活動に参加できる機会もあり、実務に近い経験を積める点もフィリピン留学の魅力です。

デメリット:文化・気候・治安の違い

日本とフィリピンでは文化や生活習慣、気候条件が大きく異なります。

 

年間を通して高温多湿の気候が続くため、体調管理に慣れるまで時間がかかることも珍しくありません。地域によっては治安面で注意が必要なエリアもあり、夜間の外出や貴重品管理には常に意識が求められます。日本と同じ感覚で行動してしまうと戸惑いや不安を感じやすいため、事前に現地の生活ルールや安全対策を理解しておくことが重要です。

日本との教育スタイルの違い

フィリピンの大学教育は、日本の「聞く中心」の授業スタイルとは大きく異なり、発言や討論を重視する傾向があります。

 

授業中に意見を求められる場面が多く、消極的な姿勢では評価を得にくい点が特徴。最初は自分の意見を英語で伝えることに難しさを感じる人も多いものの、慣れることで表現力や主体性が大きく伸びます。受け身の学習に慣れている場合は、意識的に発言の機会を増やす努力が求められます。

暑さ・生活リズム・衛生面のギャップ

日本からフィリピンへ渡航すると、暑さや湿度の高さに加え、生活リズムの違いに戸惑うケースが少なくありません。

 

シャワーの水圧や断水の発生、トイレットペーパーを流せないトイレ事情など、日本とは異なる衛生習慣への適応が必要です。さらに、時間に対する感覚が日本ほど厳密でない文化もあり、最初はストレスを感じてしまうこともあるでしょう。生活面でのギャップをある程度許容することも、ストレスを溜めずに快適な留学生活を送る上で大切です。

フィリピン大学留学を成功させるためのポイント

フィリピン大学留学を実りのある経験にするためには、現地に行ってから努力するだけでは不十分です。出発前の準備段階でどれだけ具体的に計画を立てられるかが、充実度を大きく左右します。英語力だけでなく、目的意識や生活面のシミュレーションまで意識しておくことで、不安を減らし、学習に集中しやすくなります。

留学前にやっておくべき3つの準備

フィリピン大学留学を成功させるには、渡航前の準備が非常に重要です。特に、以下の3つをおさえておくことで、現地到着後の負担を軽減できます。

①英語力強化とリスニング対策

フィリピン大学留学を成功させるうえで、事前の英語力強化は欠かせない準備のひとつです。

 

特に重視したいのが日常系会話程度の基本的な語彙とリスニング力。特にリスニング力について、現地の授業は英語で進行し、ディスカッションやプレゼンの機会も多いため、全く聞き取れない状態では内容理解が難しくなります。

 

映画やYouTube、ポッドキャストなどを活用し、ナチュラルスピードの英語に耳を慣らしておくことが重要。他にも、シャドーイングやディクテーションといったトレーニングを取り入れることで、発音と理解力の両方を底上げできます。

②留学目的と専攻選びの明確化

大学留学を実りあるものにするには、渡航前に「なぜ留学するのか」「何を学びたいのか」を明確にしておく必要があります。

目的が曖昧なまま渡航してしまうと、授業選択や学習計画がブレやすく、モチベーションの維持も難しくなりがちです。将来の進学、キャリア、資格取得など、ゴールを具体的に言語化しておくことが大切。専攻分野についても、興味関心だけでなく、自身の英語力や基礎学力とのバランスを踏まえて検討することが望ましいです。

③生活シミュレーションと費用計画

フィリピンでの大学生活をスムーズにスタートさせるためには、渡航前に生活面のシミュレーションを行っておくことが重要です。

 

住居のタイプ、通学ルート、食生活、現地での支出項目などを具体的に想定しておくことで、到着後の戸惑いを減らせます。加えて、学費だけでなく、生活費・保険・通信費・交通費などを含めた現実的な費用計画も欠かせません。余裕を持った予算設定と、緊急時のための予備資金の確保が、安定した留学生活を送るうえで欠かせません。

トラブルを防ぐための心構えと対応法

フィリピン留学中のトラブルを最小限に抑えるためには、日頃からの意識づけが重要です。貴重品の管理を徹底し、人混みではバッグを前に抱えるなど基本的な防犯対策を習慣化しておくことが有効。

 

夜間の単独行動を避け、信頼できる友人や学校スタッフと連携を取れる関係を築くことも安心につながります。

一方で、万が一トラブルに遭遇した場合は、まず身の安全を最優先にし、無理な自己解決を試みないことが大切です。学校スタッフやエージェント、日本大使館・領事館へ速やかに連絡し、指示を仰ぐことで被害の拡大を防げます。事前に緊急連絡先をスマートフォンと紙の両方で管理しておく備えも欠かせません。

まとめ:LALALAで留学を成功させよう

フィリピン大学留学を成功させるためには、正確な情報収集と自分に合った計画づくりが欠かせません。そこで心強い味方となるのが、留学エージェントLALALAの無料カウンセリングです。

 

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