マニラの大学留学はあり?メリット・費用・条件などを解説

2026.02.19記事

マニラへの大学留学は、欧米に比べて費用を大幅に抑えつつ、英語で専門分野を学べる「賢い選択肢」として近年注目を集めています。フィリピンの首都・マニラには、世界ランキングに掲載実績のある名門大学が集結しており、英語力向上はもちろん、アジアの熱気を感じながらグローバルな視点を養える環境が人気です。

この記事では、マニラ大学留学のメリットや費用、入学条件、そして現地のリアルな注意点を解説します。将来のキャリアを広げるための第一歩として、マニラ留学の可能性を探っていきましょう。

マニラの大学留学とは?語学留学との違い

マニラの大学留学と語学留学は、その目的と学習環境が大きく異なります。語学留学は、マンツーマンレッスンを中心に英語力を伸ばすことが主な目的です。スパルタ式を採用している学校であれば、一日最大8時間程度、英語漬けの日々を過ごします。

一方、大学留学は現地の学生と共に講義を受け、専門知識を習得し、学位(学士号など)の取得を目指す正規留学を指すことが多いです。単に語学を学ぶだけでなく、経営学やITなどの専門スキルを英語“で”学びます。期間も語学留学が数週間から数ヶ月であるのに対し、大学は4年(一部は5年)かけてじっくりと学ぶことが特徴です。

グローバル社会で通用する、実践的な英語力と専門性を同時に手に入れられるので、大学留学はキャリアアップに直結する挑戦と言えるでしょう。

マニラで大学留学するメリット

マニラでの大学留学には、単なる「安さ」だけではない多くの魅力があります。首都ならではの刺激的な環境や教育水準の高さなど、キャリア形成において強力な武器となるメリットを詳しく見ていきましょう。

学費・生活費を抑えられる

最大の魅力は、やはりコストパフォーマンスの高さです。欧米への大学留学では年間数百万円の費用がかかることも珍しくありませんが、マニラならその4分の1〜3分の1程度に抑えられます。国立大学であれば年間の学費は約20〜50万円、私立のトップ校でも50〜90万円程度が目安です。

生活費を含めたトータルコストでも、年間150〜200万円程度で収まるケースが多く、日本の私立大学に通うのと同等かそれ以下の出費で海外生活が叶います。

浮いた費用で旅行に行ったり、さらに高度な学習に投資したりと、資金を有効活用できることも大きな利点でしょう。経済的なプレッシャーを減らしながら、英語環境での学位取得を目指せる点は、フィリピン留学ならではの特権と言えます。

英語を“勉強”ではなく“使う環境”に身を置ける

大学留学の醍醐味は、英語を“学ぶ対象”ではなく“思考・議論の道具”として使う環境にあることです。授業でのディスカッション、膨大な量のリーディング課題、そしてプレゼンテーションなど、すべてが英語で行われます。

語学学校のような先生が生徒に合わせてくれる環境とは異なり、速いスピードで進む講義に食らいついていくなかで、実践的な「生きた英語」が自然と身につくでしょう。フィリピンはアジア上位の英語力水準とも評されるため、ハイレベルな英語環境に身を置くことで、対話力や交渉力が鍛えられるはずです。

多様なバックグラウンドを持つ現地の学生や留学生と英語で議論を交わす経験は、将来グローバルに活躍するための自信にもつながるでしょう。

大学×語学学校の“ハイブリッド留学”がしやすい

マニラ周辺には多数の語学学校が存在するため、大学と語学学校を組み合わせた柔軟なプランニングが可能です。

大学入学前に語学学校の「進学準備コース(EAP)」に通い、レポートの書き方やアカデミックな英語力を徹底的に鍛えることもひとつの手でしょう。大学の長期休暇を利用してスピーキング特化のコースで弱点を補強したり、卒業後にビジネス英語コースで就職活動に備えたりといった使い方もできます。

語学学校で基礎力を固め、大学で実践力を磨くといったハイブリッドな留学により、英語力に不安がある状態からでも、段階的にステップアップできるでしょう。自分のレベルや目的に合わせて学習環境を最適化できるのは、語学学校が充実しているフィリピン・マニラならではの強みです。

日本人が少なすぎず多すぎない、絶妙な環境

留学先としてのマニラは、日本人留学生のバランスが良い点も魅力です。セブ島などのリゾート地と比較すると、マニラの大学に通う日本人はまだまだ少数派。そのため、日本人同士で固まって日本語ばかり話してしまうというリスクが低く、英語環境に浸ることができます。

一方で、まったく日本人がいないわけではなく、日系企業や駐在員も多く、日本食レストランや日系スーパーなどのインフラが充実しています。完全に孤立することなく、困ったときには同郷のコミュニティに頼れる安心感がありつつも、基本的には英語で自立した生活を送れる環境です。

「逃げ場のない厳しさ」「心理的な安心感」のバランスが、語学力と人間力を同時に成長させる土壌となるでしょう。

マニラの大学留学にかかる費用の目安

マニラへの正規留学は、欧米諸国への留学と比べて費用を大幅に抑えられる点が大きな魅力です。1年間にかかる費用の概算を、以下の表にまとめました。

費目費用の目安(年間)備考
学費(国立大学)20〜50万円フィリピン大学など
学費(私立大学)50〜90万円デ・ラサール大学、アテネオ・デ・マニラ大学など
生活費70〜120万円寮・コンドミニアム、自炊・外食で変動
その他20〜30万円ビザ代、渡航費、SSP費用など
合計目安110〜240万円

国立大学であれば、学費は年間20万円程度からと安価です。私立のトップ校に通ったとしても50〜80万円程度で収まることが多く、日本の大学と比較しても同等か、むしろ安い水準で質の高い教育を受けられます。

生活費については、マニラは地方都市より物価が高くなる傾向にありますが、学生寮やシェアハウスを活用すれば大幅な節約できるでしょう。一方で、セキュリティの整ったコンドミニアムでのひとり暮らしや、頻繁な外食を楽しめば出費は増えます。

そのほか、ビザ取得費用や航空券、海外保険などの初期費用なども必要ですが、総額でも年間200万円程度に収まるケースが多いです。欧米圏と比較して、マニラ留学は経済的なハードルを下げつつ英語での学位取得に挑戦できる環境と言えるでしょう。

マニラの大学留学の入学条件

マニラの大学へ進学するためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。欧米の大学に比べるとハードルは低めですが、しっかりと準備をしておくことが大切です。主な要件を確認していきましょう。

学歴条件

基本的には、日本の高等学校を卒業していること(または卒業見込みであること)が必須条件です。大学や学部によっては特定の科目の履修歴を求められる場合もあるため、志望校の募集要項を細かくチェックしましょう。

日本の大学に在籍している場合は、取得した単位をフィリピンの大学へ移行することで、編入できる可能性もあります。自分の学歴状況に合わせて、最適な入学ルートを確認しておきましょう。

成績(GPA)

入学審査において、高校時代の成績(GPA)は重要な評価基準のひとつです。特にフィリピン大学のようなトップレベルの国立大学や、デ・ラサール大学といった名門私立大学を目指す場合、一定以上の成績を収めていることが求められるでしょう。一部大学では、成績上位者を優先するといった条件を課す学校も存在します。

出願時には英文の成績証明書の提出が必要となるため、母校に依頼して早めに手配しておきましょう。成績だけでなく、各大学が独自に実施する入学試験(UPCATなど)の結果も合否を大きく左右します。書類選考と筆記試験の両面で対策が必要となるため、成績維持と試験勉強のバランスを意識した準備が不可欠です。

英語力

授業がすべて英語で行われるため、入学時点で一定レベルの英語力が求められます。一般的には、英語能力判定テストであるIELTSのスコアが5.5〜6.0程度、またはTOEFL iBTで60〜80点程度が目安です。欧米の大学がIELTS 6.5以上を要求することが多いのに比べると、比較的クリアしやすい基準と言えるでしょう。

ただし、これはあくまで「入学に必要な最低ライン」です。実際に大学の講義についていき、膨大な課題をこなすためには、ライティングやリーディングを中心とした高度な英語力が欠かせません。不安な場合は、現地の語学学校にある試験対策コースや大学進学コースを活用し、英語力を上げてから出願する流れが現実的でしょう。

必要書類

出願には、複数の公的な書類が必要です。一般的に求められるものには、高校の卒業証明書および成績証明書(英文)が挙げられます。どちらの書類も、出身高校に依頼して発行してもらいましょう。加えて、パスポートのコピー、IELTSやTOEFLなどの英語スコア証明書、証明写真なども必要です。

入学手続きが進むと、学生ビザ(9F)の取得申請のために入学許可証犯罪経歴証明書健康診断書なども用意しなければなりません。

フィリピンの行政手続きは日本と比べて時間がかかることが多く、書類の不備があると入学時期に間に合わないリスクもあります。スムーズに留学生活をスタートするために、志望大学の公式サイトで最新の必要書類リストを確認し、余裕を持って準備を進めましょう。

マニラで大学留学する際の注意点

多くのメリットがある一方で、フィリピンならではの難しさや注意点も存在します。入学後のミスマッチやトラブルを防ぐために、事前に知っておくべきリスクをしっかりと把握しておきましょう。

「入学できる=卒業できる」ではない

フィリピンの大学は「入るのは易しいが、出るのは難しい」と言われています。入学基準の英語スコアは比較的低めですが、いざ授業が始まると現地の学生と同じ基準で評価され、留学生への特別扱いはありません。

毎週のように課される数十ページのリーディング課題や、頻繁なレポート提出、プレゼンテーションなど、求められる学習量は膨大です。特にフィリピンの大学教育は課題やテストの結果を重視するため、単に出席しているだけでは単位を落としてしまいます。

留年せずにストレートで卒業するためには、日々の予習復習はもちろん、現地の学生と助け合いながら情報を集め、計画的に学習を進める自律心が不可欠です。

大学の“格差”が大きい

マニラには数多くの大学がありますが、教育レベルや設備には大きな格差があることを認識しておきましょう。

フィリピン大学やデ・ラサール大学のようなトップ校は世界レベルの教育を提供していますが、なかには非認可の大学や、教育の質が低い学校も存在します。質の低い大学を選ぶと、せっかく卒業しても学位が国際的に認められなかったり、就職活動で評価されなかったりするリスクがあるので、事前の情報収集が重要です。

進学先を選ぶ際は、フィリピン高等教育委員会(CHED)の認可校であるか、CoE(Center of Excellence:センター・オブ・エクセレンス)に認定された学部であるかなどを必ず確認しましょう。安易に「入学しやすいから」という理由だけで選ばず、大学の実績や評判を元に、目的に合った大学なのかを判断してください。

授業スタイルが日本と異なる

フィリピンの大学の授業は、日本の一般的な「聴講型」の講義とは大きく異なり、学生が主体的に発言する「参加型」が主流です。教授の話をただ聞くだけではなく、頻繁に行われるディスカッションやディベート、プレゼンテーションのなかで、自分の意見を英語で論理的に主張することが強く求められます。

授業外での学習量も膨大で、毎週50ページ以上の専門文献のリーディングや、頻繁なレポート提出が課されることは珍しくありません。与えられた知識を覚えるのではなく、自らシラバスを読み解き、考えをアウトプットする力が重視されます。

日本人にとっては慣れない授業スタイルですが、英語力の習得にとどまらず、「グローバルに通用する対話力」を身につけたいという人には適した環境と言えるでしょう。

治安は「エリア差」を理解しないと危険

マニラでの生活において、治安への意識は常に持っておく必要があります。マニラはフィリピンの首都ですが、エリアによって治安状況はさまざまです。

マカティやBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)のようなビジネス街は警備も厳重で比較的安全ですが、一歩路地に入ったり、貧困地区に近づいたりするとリスクが高まります。スリや置き引きなどの軽犯罪は日常的に発生しており、日本のようにカフェで荷物を置いて席を立つなどは厳禁です。

特に夜間の単独行動は避け、移動には配車アプリ(Grabなど)を利用するなど、基本的な防犯対策を徹底しましょう。「自分の身は自分で守る」という危機管理能力を身につけることも、海外留学における重要な学びのひとつです。

まとめ:LALALAで留学を成功させよう

マニラの大学留学は、費用を抑えながら英語で学位を取得したい学生にとって、最適な留学先のひとつです。学習量の多さや異文化への適応などハードルはありますが、乗り越えることで、実践的な英語力とグローバルで活躍できるスキルを習得できます。

留学エージェントのLALALAでは、一人ひとりの目標に合わせた大学選びから、入学手続きやビザ取得までをトータルでサポート。現地のリアルな情報を持つプロと一緒に、最適な留学プランを見つけられます。まずは無料カウンセリングを活用して、マニラの大学留学への第一歩を踏み出しましょう。

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